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| Czech Folklore / Moravian Love Songs |
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| Zuzana Lapcikova (Vocal, ツィンバル) |
| (オフィスサンビーニャ : TS4026) |
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東欧の国々の音楽を聞いてみると野趣が残りながらも非常に素朴で、率直な表現が今でも数多く残っているのが感じられます。もちろん洗練された都会的な音楽も魅力的ではありますが、真摯で誠実な音楽もまた変えがたい魅力を放っています。
ここで紹介するのは、チェコの東側に位置するモラヴィアの音楽。モラヴィアの音楽は、ギリシアやトルコからの影響と共に、西欧の影響も受けているとされています。中でもポピュラー音楽はよりモダンな傾向を持ち、西欧の影響が色濃くなりつつありますが、まだ一般に受け入れられているのは、トラディショナルな音楽の要素を色濃く残したものです。
ズザナ・ラブチーコヴァーは、モラヴィアに伝わる民謡などを小さい頃から身に付けた音楽家です。モラヴィアや東欧で特徴的な楽器であるツィンバル(ツィンバロン)の演奏とヴォーカルでその音楽を聞かせています。何よりも素晴らしいのがその涼やかで透明感に満ちた歌声。その歌声に、穏やかに心が慰められていくかのようです。その歌声と共に、軽やかで澄み切ったツィンバロンの音……。非常に良質な形でリフレッシュされた伝統音楽とでも言えるでしょう。
途中で男声合唱の癖のある表情も出てきますが、それもまた聞いているうちに音楽空間の彫りを深くすることに帰依しています。その癖のある重みも、いつの間にかしっくりと実を持って体に染み込んできます。ほとんど一般では知られていない演奏家ですが、その落ち着きを持った癒しの歌声は是非耳にして欲しいものです。
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