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琴古流尺八/山口五郎 ( 日本音楽の巨匠 Masters of Japan ) |
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| 山口五郎 ( 尺八 ) |
| ( ビクター伝統文化振興財団 : VZCG-505 ) |
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自然の音をそのまま模したと称される尺八。竹林を吹き抜ける風の音。ほのかに竹の香りもして、自分自身の体がまるで耳だけになってしまったような感覚。聞こえてくるのは、ただ風の吹き抜ける音。。。
明治に入り、虚無僧尺八が衰退する一方、より一般的な楽器として姿を変えていく中で幅広く受け入れられたのが琴古流。その琴古流の演奏家で人間国宝を授与された演奏家が山口五郎です。1999年に65歳で逝去しましたが、多くの録音が残されています。残された録音の中で最も重要なのは『人間国宝 山口五郎 尺八の神髄(尺八本曲)』ですがちょっと手を出すには値段が (^^;)
その中でやっとお勧めできるタイトルが販売されました。それがこちら。山口五郎にしか出せない自然な呼吸と暖かい響き。竹林の風であってもひんやりとしたものではなく、心の芯からジワジワ温かくなっていく優雅で格調高い演奏がここに聞けます。
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| 海童道 ( 法竹 ) |
| ( Universal Music : UDC-499 ) |
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尺八よりもより竹本来の響きを生かすため、自然の竹に穴をあけただけの法竹(ほっちく)。独自の呼吸法の哲学から禅思想を展開した海童道(わたづみどう)。彼の1968年の録音です。
その独自の哲学思想については様々な論議があるようですが、ここに聞く演奏は深々としながら気迫の篭った秀逸のものです。心安らぐ音楽とは趣は異なりますし、アクの強さを感じる部分もないわけでもありません。しかし、それ以上にこれだけの音楽を聞かせられると、これはこれで偉大だと思うことも確か。なかなか手に入りにくい音源ですが、尺八を聞く上では避けては通れない演奏家のひとりです。
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| 善養寺恵介 ( 尺八 ) |
| ( Northan Lights Records : NLRCD-5100 ) |
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虚無僧尺八の世界では『一音成仏』という言葉があります。ひとつの音をひとつの音そのものとしてあるべき自然さで吹くことで、自ずから成仏に至るとの考え方が背景にあるようです。虚無僧尺八の古典本曲は、明治以降衰退していましたが、復興の祖となったのが神如道。その神如道が名付け親となっているのが善養寺恵介です。
中学生の頃から既に完成の域にあり、現在ではする尺八演奏家の中でも一番の実力者の善養寺恵介。師の神如道を髣髴させるとも言われ、冷え冷えとした自然さは良くぞこの時代にとの思いを強くします。一音一音が、山紫水明そのものとなっています。録音もよくお勧めです。
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