音・感・和 : 自然音再生の琥珀音響工芸舎
home | mail magazine | soft | link | internet radio | product | contact |
琥珀音響工芸舎・メールマガジン【東風】
心安らいだり、思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを紹介していきます。毎月1・15日配信です。
登録画面
バックナンバー
<< prev top next >>
第34号 : 平成17年10月15日
耳を澄まして聞こえてくる自然の響き。思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを見つけてみました。
http://www.onkanwa.com/
(毎月 1・15日配信)
2005/10/15 号
ご挨拶
10月の半ばを過ぎてめっきり冷え込んできました。朝や夜は明らかに、寒くなったなぁーと感じることが多くなってきましたが、いつもの年に比べるとやはり残暑がかなり長引いているのかなという気もします。

そのせいか、夜道を歩いていると虫の音がまだまだ軒先から聞こえてきます。二週間ぐらい時期がずれている気がしますが、虫の音が好きな私としてはまだまだ心和む声が聞こえて嬉しい限りです。

以前、虫の音については【虫の音WORLD】さんをお勧めサイトとして紹介しました。とても素晴らしいサイトですが、しばらく覗いていなかったので久しぶりに訪問して見ました。やはり、掲示板などの様子から鑑みるに今年はまだまだ虫さんたちは元気なようです。

東京では、後一週間ちょっとしか楽しめないのかもしれませんが、秋の終わりをもう少し楽しみたいところですね。
おすすめCD
Buena Vista Social Club Presents
イブライム・フェレール ( Vocal )
ライ・クーダー ( Guitar ) etc
( Nonesuch : WPCR-19013 )
その慧眼から、世界中の隠れた名音楽家をプロデュースすることで知られるライ・クーダー。彼の業績は、多大なものですが、その最高峰と言えるのが≪ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ≫です。≪ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ≫に出演した音楽をフィーチャーした映画は世界中で大ヒット。中でも、メイン・ヴォーカルとして活躍したイブライム・フェレールは、一躍注目を浴びました。それを受けて製作されたのがこちらのタイトル。

1927年に生まれたフェレールは、1950-60年代にそれなりの活躍をしたものの、それ以降はなかず飛ばずで、1990年代には半ば引退のような状況になっていました。そこに現れたのがライ・クーダー。キューバ音楽の底流に流れている美しくも強い音楽を愛するライ・クーダーは、ほとんど引退しつつあった往年の名音楽家を招集し、≪ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ≫をプロジェクトしました。中でも「黄金の声」と称されるフェレールは、その中心人物の1人となり、70代にして世界を飛び回るキューバ音楽のトップスターとなったのです。

1997年の≪ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ≫の発表から、8年。2005年8月にフェレールは、ハバナで逝去しました。

彼の伸びやかなバネを持ちながらメロウな歌声はキューバ音楽の中でも屈指のものです。年を取って無駄な力が抜け、より一層美しく響くようになった歌声が、記録として残り、世界中で愛されるようになったこと。長らく表舞台に立つことのなかったフェレールにとって、晩年の輝きは、それまでの不遇を遥かに取り戻すものだったと言えるのかもしれません。
⇒ソフト情報・購入先(Amazon.co.jp)

Meu Tempo E Hoje : Paulinho Da Viola
パウリーニョ・ダ・ヴィオラ ( Vocal, Guitar etc )
( オーマガトキ : OMCX1115 )
優雅で気品のある歌声。美しいハーモニーに軽く絡むメロディ。パウリーニョ・ダ・ヴィオラは、サンバ界の巨匠カルトーラ自身から後継者としてサンバ界を託され、ブラジルで最も愛されているミュージシャンと言ってよいでしょう。

このタイトルは、2003年に彼の音楽と共に、その人生と人となりを綴ったドキュメンタリー映画≪Meu Tempo e Hoje≫のサウンドトラックで、彼のヒット作を新しく録音したもの。映画は、私生活と演奏風景を織り交ぜたもので輸入でDVDも発売されています。この録音は映画のためのサウンドトラックとは言っても、簡単に仕上げたものではなく、将にパウリーニョ・ダ・ヴィオラの代表作を全て詰め込んだ最高の逸品に仕上がっています。

彼の魅力は、何よりも軽やかな瑞々しさと高雅さです。カラッと晴れた空の下、心地良くそよいでくる浜風。その中で潮騒を聞きながら散策したり、日影に入ったり。まるでそんな風景を髣髴とさせてくれます。何しろ粋です!
⇒ソフト情報・購入先(HMV.co.jp)・試聴可

Fascinio : Gladston Galliza
グラストン・ガリッツァ ( Vocal )
( VERITA NOTE : VQCD10001 )
奏でられる音楽の音と音との間から滲み出てくるもの。それは、溢れんばかりの愛情。グラストン・ガリッツァの歌声に耳を傾けていると、彼の音楽は『愛』で言い尽くせるような気がしてきます。

アコースティックだけの編成を背景に、メロディアスかつ疾走感あるオリジナル・ナンバー。穏やかな心から、優しく軽快に過ぎ去っていく音楽。盲目のグラストン・ガリッツァは、現在、故郷のブラジルを離れ、スペインで活動していますが、そのルーツはボサノヴァ、サンバや故郷のミナス地方のフォルクローレ(民俗音楽)にあるそうです。

彼の音楽から滲み出てくる『愛』。それは遠い憧れにも似た美しい「郷愁」がどこかにあるからなのかもしれません。目が見えないからこそ、美しいものに対しての憧れ。離れているからこそ、美しい故郷の思い出。それが、彼の音楽から滲み出てくる源なのかもしれません。
⇒ソフト情報・購入先(Amazon.co.jp)
⇒試聴先(公式サイト : www.gladstongalliza.com)
おすすめサイト
これがボサノヴァ
ボサノヴァ演奏家として活動していらっしゃる東野龍一郎さんのページ。本体のサイトでは更新はされていないようですが、ブログは現在も更新されています。ボサノヴァの演奏家紹介などのページもシンプルにまとめられていて参考になります。
BAR BOSSA
渋谷のNHK近くにお店を開いている [ bar bossa & bossa records ] のページ。実に洗練されたページの作りで、シンプルなボサノヴァの響きがそのまま伝わってくるかのようです。中でも、[ bossa records ] の中のコラムは、卓見。非常に楽しい読み物となっていてお勧めです。
インターネットラジオ
Radio Cubik Network
ラテン : 全般・各種
タンゴ、サルサ、ボサノヴァなどの各種音楽を試聴できます。デザインも素晴らしく、音質も非常に良いサイトです。しかし、繋がればそれなりに回線は安定するのですが、非常に繋がりにくいのが難点。そのうち、回線状況は改善されるのでしょうが、使いやすいサイトだけに早くの改善を期待したいところです。

bossanova.fm
ラテン : ボサノヴァ
ボサノヴァを紹介するサイト。デザインが実に素晴らしく、見ているだけで音楽が聞こえてくるかのようです。音楽を試聴するだけでなく、演奏の映像やアーティストの紹介のページもあり、充実しています。問題点としては、音質が並程度であることとメディアプレーヤーを別口で開く形式ではないため、ページを常に開いている必要があること。

La 2x4 FM 92.7
ラテン : タンゴ
タンゴの試聴サイト。スペイン語で書かれていますが、デザインが秀逸なおかげで迷うことなく利用できるかと思います。試聴には大きな影響はないでしょう。問題点としては、ページを開けた途端に、サイト紹介の大きな音が出てビックリしてしまうところ。音質も程々。
後 記
今回、ボサノヴァやサルサなどのラテン音楽のサイトを紹介しようと色々と詳しく探してみました。しかし、なぜか共通して多くのサイトに見受けられたのが、文字フォントが小さすぎること。

紹介するお勧めサイトのポイントとして、できるだけ見やすいページであることを大切にしています。その立場からすると、内容がどれだけ充実していたとしても、文字フォントが小さすぎたりして見づらいサイトは、選考から泣く泣く落とすことが多いです。今回は、その比率があまりにも高かったため、ラテン関係のサイトに特有のものなのかなと首を傾げるばかりでした。

文字フォントを小さくすることで、洗練されたデザインであるように見えるのは事実かもしれません。そこまでは、譲っても良いのですが、得てしてそのようなサイトは文字フォントを固定しています。もちろん、やり方は色々とありますが、“Internet Explore”を使っている一般の方は、その固定フォントから変える事ができずに、小さい文字を無理して読んでいるものと思われます。

確かに、文字フォントを固定することでページデザインを崩すことなく表示できる利点は非常に大きいです。私のサイトでも、デザインを崩したくないところでは、文字サイズを固定しています。しかし、インターネットを利用しているのは、目の良い若い人だけではありません。弱視の方やお年を召した方も多く利用しています。文字フォントをかなり小さく固定しているサイトは、そのような受け手のことを考えているのだろうかと思うことがしばしばです。

文字フォントを固定せずにデザインも崩さないようにすると、その手間はかなり大きなものになります。私も、文字フォントの大きさをどのようにするのか、またデザインとの兼ね合いでどのようにするのか、試行錯誤しながらの作業をしています。ホームページを作る人達に取って、非常に難しい問題だと思いますが、各サイトを拝見しつつ、小さすぎる文字フォントは、独り善がりのページと見られてしまう可能性があるのではないか?と自省することしばしでした。
編集担当:中村 聡

【ご意見・お問い合わせ】 : mailing@onkanwa.com

☆メールマガジンの購読登録・停止はこちら
http://www.onkanwa.com/mailing/form.html

※このメールマガジンはhtml形式で配信されています。
発行:琥珀音響工芸舎
Copyright(c) onkanwa.com All rights reserved.
<< prev top next >>