音・感・和 : 自然音再生の琥珀音響工芸舎
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琥珀音響工芸舎・メールマガジン【東風】
心安らいだり、思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを紹介していきます。毎月1・15日配信です。
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第49号 : 平成18年6月1日
耳を澄まして聞こえてくる自然の響き。思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを見つけてみました。
http://www.onkanwa.com/
(毎月 1・15日配信)
2006/06/01 号
ご挨拶
ぐずついた天気が続いた先週までとは打って変わって、今週は初夏の青空が広がっています。日照不足が言われていましたが、一気に挽回です(*^ー゚)b

何気に強い日差しのこの季節。日差しを浴びてすくすく育つ緑を見るのは楽しいものです。しかしその楽しい季節もつかの間。来週からはどうやら梅雨入りとなりそうな気配です。

シトシトと降り注ぐ雨の季節。生き物たちにとっては大切な季節です。恵みの雨に満たされた棚田などは日本の原風景のひとつ。ちょっと遠くにドライブすると行く先々で棚田を見ることができます。そしてその畦にはアジサイが満開。雨は雨として楽しいものと視点を変えて、梅雨の季節ならではの優しい緑で目をいたわってみてはいかがでしょうか。
おすすめCD
Getz/Gilberto : Stan Getz / Joao Gilberto
スタン・ゲッツ ( Tenor Sax )
ジョアン・ジルベルト ( Guitar, Vocal )
アントニオ・カルロス・ジョビン ( Piano )
アストラッド・ジルベルト ( Vocal )
( ユニバーサル インターナショナル : UCCU9502 )
スタン・ゲッツとジョアン・ジルベルト、そしてアントニオ・カルロス・ジョビンにアストラッド・ジルベルトまで揃い踏み。ボッサ・ノヴァを代表する一枚として様々な意味で有名すぎる作品。

全員があまりにも癖の強い演奏家であり、今にして聴いてみるとスタン・ゲッツのサックスがボッサ・ノヴァの微妙な肌触りを感じつつ演奏しているとは。。。(^^;) 全員が力を合わせて録音したというより、スタン・ゲッツが「このアルバムは俺のアルバムだ!」と強く主張し、ボッサ・ノヴァ陣営を利用しているように聞こえてしまいます。ボッサ・ノヴァ陣営が全面的にまとまっているかというとそうではなく、互いに個性を発揮している。その“混ざらなさ具合”が何とも癖になってしまう不思議な一枚です。

中でも軽く、それでいてどこかアンニュイな雰囲気を漂わせている名曲「イパネマの娘」はやはり絶品。それぞれの演奏家の癖の強さが所々で頭をもたげますが、それが粋なアクセントになっています。ボッサ・ノヴァというよりも品の良いジャズを聞いている感じです。良くも悪くも裏話も多い作品ですが名盤です。
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⇒試聴先(HMV.co.jp)

Wave : Antonio Carlos Jobim
アントニオ・カルロス・ジョビン ( Piano etc )
クラウス・オガーマン ( Arrangement ) etc
( ユニバーサル インターナショナル : UCCU5007 )
数多くのボッサ・ノヴァの名曲を生み出し、その礎を築いたカルロス・ジョビンの代表作がこのタイトルです。アルバムタイトルの“波”の音のように心地よい響き。一見、ありふれたBGMのように聞き流してしまいそうな音楽ですが、実は洗練された完成度を持っています。

ずっとエンドレスでかけっぱなしにしても、ほとんど気にせずにいることが出来る。それは一歩間違えば凡庸と紙一重。波音のようにさりげないその音楽が何度聞いても飽きないのはカルロス・ジョビンによる原曲の素晴らしさと共にクラウス・オガーマンのアレンジの素晴らしさが自然の音、波の音と近しいまでの完成度を持っているから。大都会出身者が多いボッサ・ノヴァの音楽家の中では珍しく、自然豊かな環境で育ってきたカルロス・ジョビン。自然の織り成す響きに耳を傾けていたからこそ生まれた名盤だと言ってよいでしょう。
⇒ソフト情報・購入先(Amazon.co.jp)・試聴可

Casa : MORELENBAUM2 / SAKAMOTO
パウラ・モレレンバウン ( Vocal )
ジャキス・モレレンバウン ( Cello )
坂本龍一 ( Piano )
( ワーナーミュージックジャパン : WPC610145 )
アントニオ・カルロス・ジョビンを敬愛する坂本龍一がジョビンのバックで活躍していたモレレンバウム夫妻と共に録音したアルバム。アントニオ・カルロス・ジョビンの住んでいた自宅で彼の愛用したピアノを使って演奏された特別な録音です。

パウラの瑞々しく潤いに満ちたヴォーカル。ピアノの粒立ち豊かでクリスタルな響き。そこに横空間に広がるジャケスのチェロの音が見事に絡み合い、涼しくも見通しの良い音空間を作っています。これだけ繊細で美しく結晶した音楽はなかなか聞くことができません。透明な微風のように、どこまでも緩やかにリラックスした音楽はボッサ・ノヴァに限らずもっともっと多くの人に薦められる名演です。
⇒ソフト情報・購入先(Amazon.co.jp)・試聴可
おすすめサイト
四季多彩 - 棚田・里山・農村の風景壁紙集
関東で最大規模の棚田・大山千枚田を中心に里山の美しい写真を紹介しています。季節を感じさせるすばらしい壁紙。棚田だけでなく里の風景やお祭りなどの民族伝承館まで。リンク集も充実して棚田関連の情報はここでほとんど揃います。何よりも写真が素晴らしいのでそれぞれのページをめくっていくだけで楽しいサイトです。
ほたるの里に出かけよう :るるぶ.com
JTBの旅行ガイド“るるぶ”の季節特集ページ。全国のほたるが見られるスポットを紹介。各地の鑑賞スポット情報をはじめほたる祭り、ほたるの種類や生態、観察のコツやマナーなど、役立つ豆知識もあります。
東京にそだつホタル
東京に残る里山風景。その里山に飛び交うホタルたちの紹介。ホタルの生態と生息環境からホタル飼育や保護方法について解説したホタル百科事典など。ホタル情報だけでなく里山風景と水辺の生物写真の美しい写真まで情報充実しています。
大分発のホタル情報
高校の理科の先生だった中村義彦さんのページ。ゲンジボタルの生態と飼育を写真入りで非常に詳しく紹介しています。大分県内のホタルの名所のページもあります。
インターネットラジオ
Atlantic Sound Factory Radio Station
ロック : 1970年代〜
1970年代からのイギリスとアメリカのロック、ピンクフロイドやジェネシス、クイーンなどを配信。音質もなかなか良くて回線も安定しています。スケジュールやプレイリストの表示も見やすい。かけっぱなしにはちょうど使いやすいです。

Listen To British Hit Music Online
ロック : 1960年代
1960年代のイギリスとアメリカのロックとポップスを配信。メディアを開く場所がちょっとわかりにくいのが難。音質はそれなりに良いのですが回線が時々不安定になることもあるようです。
後 記
以前務めていた会社でこの季節は東北や信越への出張が頻繁にありました。電車に乗って移動するとき、窓から見える風景をぼんやりと見ながら時間をやり過ごすのは、仕事を忘れてなかなか楽しい時間でした。

中でも仙山線や奥羽本線などでは里山・棚田、そして深山幽谷の風情が途中で味わえました。雨の匂いと白く煙る風景に思わず「空山 人を見ず、但だ人語の響きを聞く」と思うことしばし。途上には「閑さや岩にしみ入る蝉の声」で有名な山寺も。「これがあの山寺かぁー」と思いつつ見ていると思わず一句口ずさみたくなったりもしました。雨の風景はいつもよりゆっくりと時間を感じることができるような気がします。

雨に濡れた緑は恵みの雨を心から楽しんでいるかのように見えます。雨模様だと傘を差して目線は下に向きがち。ちょっと目線を変えて街路樹でも見上げてみては?ゆっくりとした時間の中で雨の匂いを感じることができるかもしれませんよ。
編集担当:中村 聡

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