音・感・和 : 自然音再生の琥珀音響工芸舎
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琥珀音響工芸舎・メールマガジン【東風】
心安らいだり、思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを紹介していきます。毎月1・15日配信です。
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第54号 : 平成18年9月1日
耳を澄まして聞こえてくる自然の響き。思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを見つけてみました。
http://www.onkanwa.com/
(毎月 1・15日配信)
2006/09/01 号
ご挨拶
朝夕はめっきり涼しくなって虫の音も賑やかになってきました。郊外に行くとトンボ達も元気に飛び交っています。空の雲も秋の雲。もう夏も終わりなのだなぁと感じるこの頃です。今年の東京は、梅雨が明けてもぐずつきがちでハッキリしない天気でしたが、九州では真夏日がずっと続いていたようです。

もう一ヶ月もすると北海道から初霜の便りも聞こえてくるのでしょう。そろそろ森のクマさんたちも短い夏を終えて腹ごしらえにいそしむ季節となるのでしょう。日本全国北から南。狭い国ではありますが、それぞれの地域で季節の姿は違っているものですね。改めてその不思議を感じます。とは言いつつも、恵みの秋が大好きな私としては楽しみな季節です。今年の秋は、晴天が続くとのこと。美しい紅葉見物がてらお腹も満腹を期待しているところです o(^-^)o
おすすめCD
Song to fly : 菅野よう子
菅野よう子
( ビクターエンタテインメント : VICL60159 )
実写映画やアニメ作品のサントラで高い評価を受けている菅野よう子。1998年に珍しく自身のオリジナル・アルバムとして発表されたものです。オリジナル・アルバムといっても実際はゲームのサントラを基にしているものなのでどこまでオリジナルなのかは……(^^;)

彼女のスゴイのは、どのようなジャンルの音楽に対してもジャンルに柔軟に対応できていること。彼女の代表作と言われている「cowboy bebop」、「攻殻機動隊」などはそれぞれ同一人物とは思えないほど様相が違います。彼女のインタビューを読むと与えられたテーマからイメージを膨らませていくことに作曲の意義を見出しているようです。空っぽだから満ちる。全くの自由からは良いものは生まれない、限られた自由があるからこそ創造力は膨らむということなのでしょう。

彼女自身のオリジナルがどのような音楽なのかが見えてこない部分がありますが、どの作品でも感じられるのはフォルムがしっかりしていることと、程よくしなやかな緊張感。それとともにサッパリとした切れ味と風通しの良さ。このタイトルでは彼女オリジナルの才気をダイレクトに感じられます。しかし彼女の場合、限られた自由が触媒となることで一層の輝きを持つこととなっているのということも逆に顕わに感じられるのもまた事実。菅野よう子に興味がある方は必ず聴いて欲しい興味深いタイトルです。
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イージーリスニング : 坂本真綾
坂本真綾
( ビクターエンタテインメント : VICL60760 )
透明で伸びやかな歌声で知られる坂本真綾。もともとは声優で活躍しており、8歳の時にデビュー。16歳の頃には声優として100作品以上もの出演を果たしていた隠れベテランです。歌手として知られるようになったのは菅野よう子によるプロデュースきっかけで、今では歌手として知る人のほうが多いのかもしれません。。

最近は菅野よう子の元から巣立つ形で活動していますが、二人が作り出した音楽は非常に高い評価を受けています。「イージーリスニング」は、その二人によるミニアルバムになります。どの曲も彼女の声が見事に生かされています。アルバムのタイトルやジャケットから感じられる雰囲気そのまま。全ての曲が透明で伸びやかな清々しさに包まれています。特に“6. another grey day in the big blue world”は名曲。英語のニュアンスがちょっと微妙ではありますが、しなやかで心地よい音楽が素晴らしいです。二人のタイトルの中でも秀逸のものといってよいと思います。
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おすすめサイト
知床自然センター
野生動物の保護、国立公園の管理などを手がけている知床財団のページです。観光情報やピックアップ情報をはじめ、美しい自然の写真から掲示板まで知床の情報がタップリと集まったサイトです。中でも「ヒグマ遭遇マニュアル」というページがあるのはやはり知床ならでは。知床に行くときは必須のサイトです。
知床サイト The sights of Shiretoko
移り変わる知床の日々の姿を自然の息吹にあわせて発信。美しい写真と共に綴られる“フィールドノート”をはじめ、すべてのページから動物や植物が生き生きと息づいている様子が伝わってきます。何よりも自然の美しさを伝えるためにシンプルでありながら人懐っこいデザイン、ついつい笑みが零れてしまう生き物達の画像は素晴らしいの一言です。
知床森林センター
知床の森林の管理と共に調査を行っている知床森林センターのホームページ。調査内容の紹介からイベント案内。中でもお勧めは写真展示室。ファインダーを覗いている方の優しいまなざしが感じられます。まじめに実直。素朴なページ作りですが、それがより一層知床に住む人たちの穏やかな笑顔が見えてくるようです。
インターネットラジオ
Japan-A-Radio
日本 : ジャパニーズ・ポップス、アニメ音楽
日本のアニメ音楽を中心にジャパニーズ・ポップスを配信しているサイト。アニメ中心とは言っても、ちょっと懐かしいポップスから最新のヒット曲まで頻繁にかかるので実際はジャパニーズ・ポップス専門と言って良いでしょう。カルフォニアから配信しているので音質も良く回線も安定しています。

AnimeNfo.Com
日本 : アニメ音楽、ジャパニーズ・ポップス
こちらもアニメ音楽を中心にポップスの配信しているサイト。基本的にはアニメに出演した声優やスタッフなどのデータベース化をメインにして、フォーラムやチャットでアニメ情報を持ち寄ろうというのが主眼みたいです。“Anime 101”の日本アニメ史や“Top 200 Anime”では海外で評価の高い作品に意外なものが見つかったりして面白いです。
後 記
最近、テレビ、特にニュースやバラエティを見ることがめっきり少なくなってきました。ニュースなどはトンと見なくなって、せいぜいスポーツニュースぐらい。世の中の流れに疎くなったのかなぁと思いつつ、情報を閉ざしているからこそ見えてくるものもあると開き直っていますとは言うもののテレビを付けっ放しにしていることは多いです。そんな時見ているのはアニメ専門チャンネル。改めて「ドラゴン・ボール」や「犬夜叉」など見て楽しんでいます (^^;)

基本的にスポ根ものやギャグアニメなどが好きで小難しいものは苦手ですが、懐かしいものから新しいものまで色々と見ています。そんな中たまたま見たのが「攻殻機動隊」。映画「MATRIX」に大きな影響を与えたことでも知られている世界的に評価の高い作品です。その内容については色々と思うところもありますが、驚いたのはその音楽。テレビを付けっぱなしの状態で流れてきた音楽に耳を奪われて見始めることとなりました。きっかけは音楽でしたがついつい見続け、日本のアニメは世界的に高い評価を受けている理由とその背景も透けて見えるようで感心することしきりでした。

以前、日本語が堪能なドイツ人と話をしたとき指摘されて興味深く感じたのが、日本人は漫画を読むスピードが物凄く早いということ。次から次にページをめくってあっと言う間に読むのが信じられないのだそうです。詳しく話を聞くと、その方などはひとつひとつのコマがどのようなイメージのものであるのか、次のコマとの意味関係を把握しながら読んでいるとのこと。そのためどうしても読むのが遅くなってしまうとのこと。

日本人の場合は、ひとつのコマを意味があるものとしてではなく、次のコマとの一連の流れ、イメージの連鎖として見ているから早く読んでいるのだと思います。ある意味、走馬灯のようにイメージが流れていく。その全体を感じて読んでいるから、細部の意味を捉えなくても読むことができる。

「ドラゴンボール」や「ポケットモンスター」、「アルプスの少女ハイジ」や「フランダースの犬」などなど。海外で人気のアニメは数多くあります。どうやら見ていると小さいときにそのようなアニメを見ているうちに日本的感性への抵抗感がなくなっているようです。そのためアジアはもとより欧米でも漫画を日本人と同様にペラペラとめくり読む猛者も多くなっているとか。多分、明治前後の世界的な浮世絵ブームにも似ているのかなと思います。

オタク文化に眉をひそめる向きもあるかもしれませんが、浮世絵の及ぼした影響と同じもの思えば何となく誇らしいもの。ある意味江戸文化もオタク文化と言えないではない側面も。もしかしてこれは日本人の悲しい性なんですかネェ。
編集担当:中村 聡

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