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琥珀音響工芸舎・メールマガジン【東風】
心安らいだり、思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを紹介していきます。毎月1・15日配信です。
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第59号 : 平成18年11月1日
耳を澄まして聞こえてくる自然の響き。思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを見つけてみました。
http://www.onkanwa.com/
(毎月 1・15日配信)
2006/11/01 号
ご挨拶
秋の長雨の曇り空も終わり晴天が続いています。ありがたいことに急激な寒さもなく穏やかな日よりです。夜の星空を見上げると冬の星座が賑やかに瞬いていたりしているのを見るともうあっという間に、そんな季節になって来たのかぁと思います。

それにしても今年はちょっと暖かすぎのような気もします。寒ければ寒いと文句を言うことになるので勝手な言い分だとは思いますが (^^;) やはり温暖化の影響なのでしょうか。

そう言えば最近、熊が人里に降りてきて騒動になっています。今年の夏は明らかに天候不順でした。山の恵みが足りないので人里へと降りてきているのでしょう。夏は暑く冬は寒く。そんな当然な気候の変化が少しずつ変わってきているのかもしれません。やはり四季の豊かさはそれぞれの季節の彩りで豊かであって欲しいものですね。
おすすめCD
ベートーヴェン : 交響曲第4番&第7番
ピエール・モントゥー指揮ロンドン交響楽団
( ユニバーサルクラシック : UCCD3373 )
1875年パリ生まれのモントゥー。何よりも彼の演奏活動で知られているのは、大スキャンダルとなった1913年のストラヴィンスキー「春の祭典」初演を務めたことです。またブラームス本人の前で演奏したこともあるという歴史上の人物でもあります。1963年には日本に来日し1964年まで精力的な活動。その来歴を知ると遠い時代の作曲家が案外今の時代にも繋がる存在であったということが見えてくるような気がします。

肝心の演奏ですが、「舞踏の聖化」とも呼ばれるベートーヴェン:交響曲第7番が実に素晴らしい演奏です。一点の迷いもなくキビキビと音楽が進行し、演奏家が盛り上げるのではなく音楽自体がいつのまにか白熱していくといった演奏です。曲の等身大の姿を描きつつ、最大限の形でそれを生かしきっている。最高のバランスと中庸の美学。あまり知られていない演奏ではありますが、知る人ぞ知る決定版の一枚だといってよいでしょう。
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⇒試聴先(HMV.co.jp)

ガーシュウィン管弦楽曲全集
ウェイン・マーシャル ( 指揮・ピアノ )
オールボー交響楽団
( Virgin : 5620562 )
1961年イギリス生まれのウェイン・マーシャル。オルガニスト、ピアニスト、指揮者と多彩な活躍をしている演奏家です。ここで演奏しているのはガーシュウィンが残した管弦楽曲をデンマークのオールボー交響楽団で録音したものです。ウェイン・マーシャルは指揮者とともにピアノも演奏しています。

ガーシュウィンはとても大好きな作曲家でどの演奏が良いかと色々と探していたのですがどれもいまひとつ弾けていない、ノリが良くないと不満が残っていました。しかしこの演奏はそんな不満をほぼ解消してくれた初めての演奏でした。非常に洗練された音楽に仕上がってはいるのですが、何よりも管楽器がジャズ・バンドの音でノリまくっているのです。心の底から実に楽しげにスウィングしています。他の演奏ではどうしてもクラシックということで乙に澄ましているのを感じていましたがここでは、そんな部分は全くありません。すべての曲が最高の演奏で絶対のお勧めです。
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プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」(抜粋版)
マイケル・ティルソン・トーマス ( 指揮 )
サンフランシスコ交響楽団
( RCA : 82876.59424 )
最近ではBGMで様々な場面で使われる「モンタギュー家とキャピュレット家」(このCDでは「騎士たちの踊り」)を始め名曲揃いのプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」。1995年にサンフランシスコ交響楽団に着任したマイケル・ティルソン・トーマスが自ら組曲を編纂し、ライブ録音した演奏です。

まずは技術的にも難しいこの曲が完璧なアンサンブルとともに演奏されているのが驚きです。元々この曲は全曲を聞くとお腹一杯になってしまうので組曲に編集されたものが多くあります。しかしいままでの組曲の場合はストーリーと関係なく編纂されているのが残念なところでしたが、ここでの演奏はストーリーに対しても目を配りつつ編纂しているのが嬉しいところです。

そして何よりもこの指揮者の特性であるしなやかで瞬発力のあるリズム感と清潔な歌いまわし。颯爽とした音楽のつくりがこの曲の魅力を最大限に生かしています。野卑な迫力とともに繊細で憧れに満ちた響きが渾然一体となっている素晴らしい演奏です。
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おすすめサイト
AMAGURI CLUB
秋の味覚の王様。栗(マロン)。その中でも天津甘栗を始めとする甘栗とむき栗の情報を集めたページ。味の好みはひとそれぞれですが、甘栗だけでもこんなに種類があるのかというのはただただ驚くばかり。最近は更新していないようですが、情報価値は絶大です!
お菓子のポータルサイト kashi-kashi.com
お勧めスイートが楽しめるカフェ情報を始め、最新スイーツやパティシエのレシピ。それ以外にも甘い物好きにはたまらない夢の世界。見ているだけで幸せな気分になりますが、もしかしたら見ているだけで太ってしまうのかもしれないほど凄い充実振りです(^^;)
CakePia(ケーキピア)
子供にも作れるやさしいレシピから、日本を代表するシェフ達のケーキまで難易度別にレシピを紹介しています。ケーキ以外にも様々なデザートが紹介され、エリア別のショップ紹介から有名シェフのインタビューまで盛りだくさんの内容です。
お菓子ネット.com 美味しいお菓子の情報源
しっとりとした味わいの和菓子の有名店を県別に紹介。紹介している各店から購入することもできます。中でも動画による手作り和菓子レシピは見もの。職人の技も、案外簡単に真似ができそうです。一度お試しあれ!
後 記
10月16日の月曜日21時(フジテレビ)から始まった「のだめのカンタービレ」。コミックで大ヒットして鳴り物入りでのドラマ化です。今回は実写のドラマですが、年が明けてからはアニメ化も準備もされていているそうです。

ストーリーは音楽大学を舞台にしたラブ・コメディ。主人公の“のだめ”があこがれる千秋が音大の駄目オーケストラを出発点に、世界的な指揮者として活躍していくというもの。コメディ・タッチで作られているだけに実に馬鹿馬鹿しい内容ではありますが (^^) 辺にこだわりもあってなかなか楽しいドラマとなっています。

フジテレビのドラマといえばもともとクラシック音楽をBGMで利用することも多かったので取り上げたい作品だったのでしょうか。このドラマのために専用のオーケストラを編成し、その演奏を実際にドラマでも利用。その後のアニメでも利用すると力が入っています。

私がこのドラマを見ていて感じるのは時代が変わったなぁーということ。ついひと昔前だとクラシック音楽を聴くのはインテリのたしなみとしてあったような感じがします。一言で言うと「高尚な趣味」。

しかし、いまやコミックで扱われる存在に。「クラシック音楽=高尚」という見方には常々?と感じていたので、やっと過大評価することなく等身大で対する時代になってきたのかなと感じています。そう言えば、大ヒットした平原綾香の「ジュピター」も初めて聞いた瞬間、「ここまで普通に受容することができる世代が出てきたのだなぁ」と感慨を覚えました。「のだめのカンタービレ」も大きな流れで見ていくと、その位置付けができるのかなと見ています。言うなれば鹿鳴館の時代からやっとここまできたのかなぁ、と。

音楽室を飾っていた厳めしい作曲家ではなく、ヨーロッパで盛んだった民族音楽という視点で見ると、案外クラシック音楽も等身大の姿で対することができるような気がします。同じ曲でも演奏家によって雰囲気が変わったりして聞き比べも楽しいものです。ちょっと「高尚な」という言葉は使えないドラマをきっかけに (^^) クラシック音楽を聴いてみてもよいのかもしれません。
編集担当:中村 聡

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