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琥珀音響工芸舎・メールマガジン【東風】
心安らいだり、思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを紹介していきます。毎月1・15日配信です。
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第61号 : 平成18年12月1日
耳を澄まして聞こえてくる自然の響き。思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを見つけてみました。
http://www.onkanwa.com/
(毎月 1・15日配信)
2006/12/01 号
ご挨拶
めっきり寒くなってきました。近所のイチョウもここ一週間で一気に色づき始めました。晴れた空をバックに黄色い葉が実に映えています。暖かい秋で遅れた近所の紅葉もあっという間に落葉して冬になるのでしょう。

そんな季節の移ろいを感じながら、皆さんに先駆けて大風邪をしっかりとひいてしまいました(^^;)ここ何年かで一番酷いというもの。熱は全くなかったのですが完全に気管支系を痛めてしまいました。もともと気管支系は過敏なので風邪ではいつも大変なのですが、今回はレベルを超えていました。通常なら一週間で直りますが、直るまで二週間かかってその間はほとんど喘息状態。いやはや大変でした。

ほぼ直った今では良い毒出しができたと思っていますが、結構広がっているようですので皆さんお気をつけくださいませ。
おすすめCD
トルバドゥールの世界 〜 吟遊詩人の音楽
ルネ・クレマンシック指揮
クレマンシック・コンソート
( Harmonia Mundi : 94396 )
11世紀から13世紀にかけての南フランスを中心に盛んになったトルバドゥール。アラブ文化の影響を受けて広がった騎士道精神と様式化された愛を歌う世俗歌のことを言い、それを歌う人々もまた同様の名で呼ばれています。一般的には中世の吟遊詩人とその音楽言った方が通りが良いかもしれません。現代フランス語よりも10倍もの語彙を持っていたとされるオック語によって歌われる音楽は、微妙な心の移ろいを描く繊細さとともに東方との繋がりをそこはかとなく感じさせます。

古楽演奏の黎明期から活躍しているクレマンシックによるこのアルバム。伝記の語りとともに演奏される音楽はやや野卑とも言える部分もありますが、逆にそれがそれが良いスパイスとなって勢い良く音楽が流れます。特に打楽器の思い切りの良さは実に心地良いものがあります。ヨーロッパには「恋愛は12世紀の発明」との言葉もあります。その愛を歌うトルバドゥールの音楽を生き生きと再現しています。
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アルフォンソ10世 : 「聖母マリアのカンティガ」
エドゥアルド・パニアグア指揮
ムシカ・アンティガ
( Pneuma : PN-600 )
7世紀からアラブ文化が花開いていたイベリア半島。ヨーロッパの中でも最も先進的な地域としてアラブ文化の窓口になっていた地域です。音楽でもアラブ音楽の影響を色濃く受け独自の発展を遂げることとなりました。13世紀からはレンコンキスタが盛んになります。その13世紀の賢王として知られるのがアルフォンソ10世。彼が編纂した単旋律の音楽集が「聖母マリアのカンティガ」です。400篇を超えるその音楽は、スペインの各地方の色合い・風合いの違いを見事に伝え、当時の人々の生き生きとした生活が伺えるものとなっています。

ここで演奏しているエドゥアルド・パニアグアの音楽は、品よく洗練するよりも、古き民謡として泥っぽさを感じさせながらも率直で新鮮な演奏です。人々の日々の喜びをそのまま伝えるかのようなお勧めの演奏です。
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十字軍の音楽 : デイヴィッド・マンロウ
デイヴィッド・マンロウ指揮
ロンドン古楽コンソート
( ユニヴァーサル・ミュージック : UCCD3257 )
ヨーロッパの古楽演奏の草分けとして活躍したデイヴィッド・マンロウ。33歳にして自ら命を絶つという短い人生でしたが彼の残した業績は非常に高い評価が与えれています。その中でも特に評価が高いのがこのアルバム。十字軍遠征時に歌われた代表的な音楽をバランス良くピックアップしています。

聖地エルサレム奪還という大儀の下の暴虐とも言える十字軍ですが、遠征に参加した人々にとっては当時遥かに進んだ文明国であったアラブ文化に触れる良い機会となっていたようです。ここで演奏されているのはどの曲も神の国を守らんとする素朴な信仰心が伺える歌詞です。開放的で新鮮。生き生きとしていながら素朴さを感じさせる音楽には何か懐かしさが感じられます。ヨーロッパ文化の源流とも言えるこの時代の空気が感じられる価値ある名盤です。
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おすすめサイト
オーロラが空に浮かぶ世界 〜 遊造
オーロラに関する情報が満載。コンテンツメニューをプルダウンして各ページに進むとオーロラの仕組みや撮影方法のコツ、特集ページを見ることができます。中でも“Aurora Movies Gallery”は見物。実際のオーロラがどのように姿を変えていくのかを美しい映像で見ることができます。
オーロラライブ The Aurora Live (NICT)
北極国際共同研究グループとオーロラが空に浮かぶ世界を運営する(有)遊造が、地球大気や温室効果ガスの観察するため設置されたカメラ画像を一般の人にも紹介しようと設立しているサイト。カメラの設置されたアラスカの現在の時間や気温・日の出日の入り時刻など、まるで実際にアラスカの大地にてオーロラを観測しているような感覚でライブを楽しめます。素晴らしいです。
ネイチャー・オブ・ヨックモック “ポルユス”
オーロラの大地として知られるスウェーデンのスカンジナビア半島北部。北極圏の氷河と共に美しい四季の姿を現地から紹介。オーロラの生中継画像も遡って見ることができます。晴れているとかなり頻繁にオーロラを見ることができるものなのですね。実に美しいです。
オーロラ 50のなぜ
名古屋大学太陽地球環境研究所の制作しているページ。専門的な情報が紹介されていますが、可愛らしく具体的な挿絵と共に紹介されているのでとても分かりやすいページです。ページ目次も括りやすく親切なつくりです。このサイトであなたもオーロラ博士 !?
後 記
12月のこの頃になるといつも思い出すことがあります。以前、年末年始で一週間ほど旅行したバリ島での思い出です。

ビーチ・リゾートは全く興味がないのでガムランを聞くためにずっと田んぼに囲まれたウブドに直行。毎日田んぼの広がるホテル裏の風景をのんびり眺めたり、バザールを冷やかして回ったり、ホテルの従業員や現地の人が食べている食べ物を食べたりとなかなか楽しい旅行でした。

中でも涼しい夜になって虫の音を聞きながら聞くガムラン音楽は実に貴重な体験でした。煌くガムランの響き。色艶やかなバリ舞踊。どれも素晴らしいものでしたが、特に影絵芝居のガムランは秀逸の一言でした。

年末年始にはクリスマス休暇があるのでクリスマス前後は欧米の観光客が一杯。そのクリスマス休暇に掠る形で旅行していたので多くの欧米人がガムラン音楽を聞きに来ていました。そのため私もガムラン音楽三昧をしていたときたまたま隣になったのが、フィンランドから来た女性。「大変なとこから来てんなぁー」と思わず話しを聞いてみました(^^)/

予想はしていたのですが爆笑ものでした(^^) なんとフィンランドを出発したときはブリザードが吹き荒れてマイナス30℃だったそう。で、バリ島は30℃。。。。±30℃の両端を体験しているとの話でした。もちろん、出発するときは防寒対策バッチリで空港まで。そこの所は空港でも心得ていて帰国するまでの防寒服をちゃんと保管する設備がしっかりとしているのだそうです。

日本でも冬に南国へ行くとき、日本での服が頭の痛いところですがやはり北欧ともなるとそのレベルは比ではないようです(^^;) 彼らが暖かいところへ憧れる気持ちがなんだかわかるような気がしました。
編集担当:中村 聡

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