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琥珀音響工芸舎・メールマガジン【東風】
心安らいだり、思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを紹介していきます。毎月1・15日配信です。
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第63号 : 平成19年1月1日
耳を澄まして聞こえてくる自然の響き。思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを見つけてみました。
http://www.onkanwa.com/
(毎月 1・15日配信)
2007/01/01 号
ご挨拶
あけましておめでとうございます。昨年は色々とドタバタしていた時期もありましたが。。。考えてみればいつも年初めにはそんなこと言っている気も (^^;) ともあれめでたいです。

今年の元旦は全国的に晴れて御来光が拝めそうです。初夢を見て午後ぐらいまで布団に閉じこもっているもよし、勢いで徹夜して初日の出に備えるもよし。皆さん様々な年明けがあるのでしょうが、かく言う私もこの記事を書きながら思案していることころです。やはりキンと冷えた空気の中で初日の出を見て神社参りをするのは気持ちがいいですからね。やはり、徹夜かなぁ……。

既に布団に入っている人も、コタツで家族団欒している人も、友達とテレビを見ながら笑っている人も。それでは皆様。今年は去年よりもより一層良い年になりますよう。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
おすすめCD
東地中海のスペイン系ユダヤ人の歌
Bienvenida 《 Berta 》 Aguado &
Loretta 《 Dora 》 Gerassi ( Vocal )
( INEDIT : AD090 )
ユダヤといっても様々な系譜があるので何を持ってユダヤ人とするのかというのは非常に難しい問題ですが、スペイン系のユダヤ人であるセファルディーは旧約聖書のユダヤ人まできちんと系譜を遡ることができる人たちです。言うなれば古式ゆかしいユダヤ人。もちろん今ではどこまでがオリジナルなのか見出すのは難しいのでしょうが、最も正統派と言って良いでしょう。

その民謡をイスラエル在住のセファルディーの女性二人が無伴奏で歌っているのがこのタイトル。それぞれの出身地であるトルコとブルガリアで伝承された民謡を歌っています。シンプルに無伴奏の音楽だけに細かな歌い回しが聞き所。素朴で透明な歌声のアグゥアドの歌声とふっくらと包み込むようなゲラッスィの歌声。共に穏やかで暖かな歌声が心地良いです。
⇒ソフト情報・購入先(世界の民族音楽の店 ZeAmi)
⇒試聴先(alapage.com)

スペイン系ユダヤ人の歌 : ホアキン・ディアス
Joaquin Diaz ( Vocal & Guitar )
( Tecnosaga : KPD-10.928 )
1492年にスペインでレコンキスタが完了したとき、スペインから追放されたのはイスラーム教徒だけでなく、ユダヤ教徒もまたキリスト教改宗者(コンベルソ)になるか追放されるのかの二者択一を迫られました。その結果、多くがスペインを離れることとなりました。しかし元々、三つの宗教は平和に共存し互いに影響を与え合っていただけに、いまでもスペインにはセファルディー(スペイン系ユダヤ人)の音楽が伝承されているようです。

ここで演奏しているホアキン・ディアスは、著名なスペイン民謡歌手。実際に彼がセファルディーなのかはわかりませんが、純粋に音楽として素晴らしい演奏をしています。フラメンコやボレロの香りを感じさせる音楽から聞こえてくるのはまるで子守唄のよう。柔らかく繊細に、それでいて何かもの悲しげな音楽には何かホッとするものがあります。お勧めです。
⇒ソフト情報・購入先(世界の民族音楽の店 ZeAmi)
⇒試聴先(Bienvenidos a Tecnosaga S.A.)

Maftirim 〜 トルコのユダヤ教徒の音楽
Judeo-Sufi Connection
( KALAN : CD234 )
ユダヤ王国が滅亡してからユダヤ民族は世界に散り散りに散っていくこととなりますが、見落としなのが中東、または中東以東に住むユダヤ人もいたということ。今ではミズラヒムと呼ばれています。トルコは白人系ユダヤ人であるアシュケナージが発生する以前からコミュニティーがあったとされているのでミズラヒムに分類できるのかもしれません。

このタイトルの音楽はトルコ音楽のスタイルで演奏、歌唱されるユダヤ教神秘主義詩。言葉の響きの違いからかコーランの朗誦を思わせるところもあったりして不思議な仕上がりになっています。中東に散っていったユダヤ民族の末裔の音楽として聞くことができるのかもしれませんが、正直なところ何を持ってユダヤとするのか一層わからなくなるタイトルでもあります。演奏としてはゆったりとした音楽の流れに、イスラームの神秘主義の音楽よりクリアーな空間を感じさせるのが興味深いです。音楽として非常に上質なものではありますが、世界に散り散りに散っていったユダヤ文化の多様性を見せるタイトルとなっていると言ってよいのかもしれません。
⇒ソフト情報・購入先(世界の民族音楽の店 ZeAmi)
⇒試聴先(kalan.com)
おすすめサイト
富士山ライブカメラ
富士山と富士五湖の情報を提供する「富士五湖情報局(fujigoko.tv)」が運営するライブカメラページ。何ヶ所にも設置された富士山を移すカメラからベストショットを見ることができます。画質も良くてお勧めです。
富士山自然探訪
富士山周辺は自然の宝庫。富士山の成り立ちから周辺の自然環境、巨木、草花、野鳥、蝶などを紹介。動画で見る富士山特有の雲の流れなどはとても面白いです。富士山の自然情報ならここが一番のお勧めです。
富士山NET
富士山周辺は観光地としても魅力的な場所です。富士山登山、富士五湖周遊などのレジャー情報を集めたデータベース。山梨日日新聞とYBS山梨放送が管理しているので情報充実です。「オススメ!TOPICS」のコーナーを見れば観光情報は全てゲット!
ふじさん(富士山)ネットワーク
富士山を国民の財産として、世界に誇る日本のシンボルとして、後世に引き継いでいくことを目的とする「ふじさんネットワーク」が運営する富士山ポータルサイト。富士山に関する情報が様々に、そして非常にわかりやすく整理されています。
後 記
大学時代、下宿していた宿というのが西への見晴らしが非常に良い部屋でした。目の前は農園になっていて、野良猫がしょっちゅう大喧嘩。鳥たちも飛んできて実に快適。大学生向けの安宿だけあって木造風呂なしの年季の入った部屋でしたが、何よりも窓が大きくて開放感がありました。今でもあれだけ心地良い部屋はなかったなと思っています。

その部屋に住むようになって初めての冬。その部屋の最大の素晴らしさを体験することとなりました。冬になるまでは空気が濁っていたので夕日が綺麗な部屋だとの認識しかなかったのですが、なんと富士山をバッチリと見ることができる部屋だったのです!

冬至の頃には、本当にそのまんま富士山の山頂に太陽が沈んでいくのを見て感動でした。そう言えば近所には富士本町という名前。住んでいた場所はやや高台でしたので元々、富士山が見える場所として知られていたのでしょう。大学の四年間ずっとその宿にいましたが、実に贅沢な冬の楽しみでした。

その素晴らしい夕日を満喫しながら思ったのは、屋根も低くて空気も棲んでいた江戸時代の頃には場所を探せばすぐにその素晴らしい夕日を見ることができていたのだろうということ。そうすると江戸の人たちにとって富士山の姿はより一層身近なものであって、ありがたやありがたやと思わず手を合わせたくなる存在であっただろうということ。

以前勤めていた会社にいたとき富士山の麓にある浅間大社で仕事をしたこともあります。そのときに見た朝日に映える富士山は実に大きくて清々しく、自然と頭が下がる思いになりました。いやー、やっぱり富士山ってすごいなぁ、と。

新幹線に乗ったときとか、海外から日本に帰ってきたときとか富士山を見る時には日本には素晴らしい富士山があるのだと思いを強くします。今回紹介した富士山ライブカメラではいつでもその富士山を見ることができます。今年はその画面で御来光を見るのも良いかもしれません。今年はより一層良い年でありますように!
編集担当:中村 聡

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