音・感・和 : 自然音再生の琥珀音響工芸舎
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琥珀音響工芸舎・メールマガジン【東風】
心安らいだり、思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを紹介していきます。毎月1・15日配信です。
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第69号 : 平成19年4月1日
耳を澄まして聞こえてくる自然の響き。思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを見つけてみました。
http://www.onkanwa.com/
(毎月 1・15日配信)
2007/04/01 号
ご挨拶
案外と先延ばしになっていた桜の開花。ゆっくりと桜を楽しめるのかなと思っていましたが、開花してから満開になるまでのスピードは今年は凄いですね。あっという間に満開になって、もう今では葉桜になっているようなものまであります。

桜が咲くと一気に心も一緒に陽気になって「春が来た」というのを実感します。その美しい花びらが舞い散るその姿。はらはらと舞うのも良し、花吹雪と舞うのも良し。青い空がその花の背景にあったら言うことなし。

舞い散る桜を見ようと近所の公園に足を伸ばしたところ感心したのが川の流れでした。舞い散った桜の花が川面に一面に広がっていました。せせらぎに乗ってはらはらと浮かぶ一面の桜の花。思わず立ち止まってしばらくボンヤリと眺めてしまいました。さてさて、春が来ましたねぇ。
おすすめCD
Vitenam : Song and poetry
Tran Van Khe ( 歌、月琴、十七弦箏 )
( Ocora : C 560054 )
ヴェトナム伝統音楽研究の第一人者と知られるチャン・ヴァン・ケーによる歌、十七弦箏(ダン・チャイン)と月琴(ダン・グエット)の演奏です。細く長い棹に満月のように丸い胴の付いた月琴は高温の涼やかな響きが特徴。中国の箏に比べてより細かな装飾音が入る十七弦箏。やや華やかな装飾音であるのにも関わらず流れる音楽はより地味でありながらも繊細です。

ヴェトナム伝統音楽は地方、特に南北によって大きく違っているとされていますが、チャン・ヴァン・ケーはどちらの音楽も完全に習得している人物。そのヴェトナム各地の伝統的な詩、失恋の歌や懐かしき帰郷の歌などを朗々とふくよかな声で語るように歌っています。繊細に夜風を感じつつ聞えてくるような歌声と弦を弾く音。ヴェトナム伝統音楽の最初の一枚とおすすめです。
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Vietnam : The dan tranh, past and present
Nguyen Thi Hai Phuong ( 十七弦箏 )
( Ocora : C 560055 )
グエン・ティ・ハイ・フォンはホーチミンを中心に活躍する女性十七弦箏(ダン・チャイン)演奏家。1990年代から世界的に活躍し今ではヴェトナム伝統音楽の代表的な演奏家です。何曲かチャン・ヴァン・ケー氏などの楽器も入ってアンサンブルになっていますが、もちろん聞かせどころは全てグエン・ティ・ハイ・フォン。

何よりも印象的なのが透明で芯の強い音を奏でながらも女性的なしなやかさと優しい音の響きが最後まで心に残っていくところ。実に丁寧で木目が細かい。これから年が経つにつれより一層煉れた音楽となっていくのでしょうが若くしてこれだけ美しいく格調ある音楽を奏でているというのは驚きです。素晴らしいです。
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Vietnam : Ensemble Nguyen Vinh Bao
Ensemble Nguyen Vinh Bao
( Ocora : C560160 )
胡弓(ダン・コ, ダン・ガオ)、月琴(ダン・グエット)、二十五弦箏(ダン・チャイン)、琵琶(ダン・ティ・バ)による、南ヴェトナムの四重奏。1918年生まれのダン・トランの巨匠ヌエン・バオ率いるグループによる演奏です。

このお爺ちゃんたちのアンサンブルは、餘計な力がすっかりと抜けていながらも奏でる音楽は何か底光りする豪華な音の響宴となっています。 細かな装飾音が実に微細に微細に空間を描きあげていくその様には、思わず陶然。撥弦楽器に擦弦楽器が絡むことでより一層、細やかでありながらも濃厚で涼やかな音楽となっています。聞いていると厳しく強いテンションとともに“粋”という言葉さえ浮かんできます。
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おすすめサイト
Bonsai Art: Worlds Within Worlds (英語)
盆栽の芸術的な美しさ。その工芸品としての魅力を伝えるページ。実に細かいところまで写真に撮っていて感心させられます。写真のひとつひとつの美しさもありますが非常にページが見やすい!英語がいまひとつ苦手でも十二分に楽しめます。別サイトとしての“Bonsai: Worlds Within Worlds; 02 Species”もおすすめです。
BonsaiSite.com (英語)
盆栽の百科事典的なサイト。もちろんのこと全編、英語で書かれていますが (^^;)、盆栽のイメージ画像などが入っているおかげでかなり見やすいページです。何よりも情報が充実しています。海外で盆栽がどのような視点から注目を浴びているのかが垣間見えるようで非常に面白いです。ForumやFAQまであって凄い!
Bonsai Club Deutschland e.V. (ドイツ語)
なんとドイツでも盆栽は大ブーム !? ドイツ語はさっぱり分からないのですが、所々クリックしているとなんと“Bonsaimagazin”まで発刊されているようです !! 同人誌・会報誌のなのでしょうがしっかりとしたページ作りには感心することしきり。參加しているメンバーたちの表情が心から楽しそうで「こうやって日本文化が伝わっているのかぁ」としみじみ。
インターネットラジオ
Tieng Nuoc Toi (TNT) Radio Network
ヴェトナム : エンターテイメントなど
ヒューストンから配信。ヴェトナムのエンターテイメントを中心に各種ニュースを放送しています。音質は余り良くありませんが回線は安定しています。ヴェトナムでAMラジオを聞いているようで楽しめます。

Saigon Radio Hai Ngoai 106.3 FM
ヴェトナム : ニュース、音楽など
サイゴンのラジオ局。ニュースなどの配信とともに現地で人気の音楽も配信。音質も回線状況も余り良くないのが残念なところです。
後 記
最近、部屋に緑を置きたいなぁと思い色々と調べていくうちに段々と気になり始めたのが盆栽 (^^;) ご隠居などの趣味と思っていましたがちゃんと調べてみると案外合理的でありながら日本独自の発展を示しているものなのだということが分かってきました。

ちっさい器に木を植えれば簡単に盆栽になるのだから世界中で普通に行われているのだろうと思っていたのですが、こんな酔狂なことを考え付いていたのは日本人だけだったのですね。考えてみれば小さな苗の状態から木を育てていくという感性を持っていないと盆栽はできないもの。小さな苗から時間をかけてじっくりと育てていくというのは確かに日本以外ではなかなか無いのかもしれません。

ガーデニングが盛んになっていますが、そこでの主役は全て草花。この草花は一年草などが多いので毎年買い換えて育てる必要があります。その花々は目に鮮やかで楽しめるものですが、しっとりと落ち着くにはちょっと賑やか過ぎる面も。また陽を当てたり、水をやったりするのに案外と繊細なので気を使う部分があります。その点、しっかりと根を張った盆栽だとある程度気が楽です。そういったことが分かってくると非常に面白いものであるし、懷にも優しいものでもあるのだなぁと感心。

調べるきっかけは園芸店で二ヶ月ほど前に梅や桜の盆栽を置いていたことから。つい部屋の中で、目の前で梅の花、桜の花が咲いていたら楽しいだろうなぁと。心が動いたとき、庭に大きく木を植えて楽しむのではなく、その大きな木を自分の部屋に置いて鑑賞したいというのは狹い日本のならではの美学なのかなと。

最近では盆栽に人形を乗せたマン盆栽やミニ盆栽が話題となり、少しずつインテリアとして見直されつつあるようです。しかしそれ以上に海外ではいまや盆栽は普通に語られる言葉となり普及しています。海外での反響は噂には聞いていたのですがちゃんと調べるとビックリ。日本ではいまひとつ薦めにくいサイトが多いのですが、洗練されたデザインのサイトも数多くあって本当に地に根差した広がりを持つようになってきています。

ご隠居趣味の盆栽が海外で最先端のインテリアとなって日本へ逆輸入。どうもそんな雰囲気。まだ「わしゃぁ、まだそんな耄碌しとらんわい」と心の声に抗っていますが、その老成の境地に足を踏み入れるのは時間の問題のような気がする今日この頃です。
編集担当:中村 聡

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