|
| おすすめCD |
|
|
|
|
| 元ちとせ ( 唄、三線 ) etc |
| ( セントラル楽器 : C-17 ) |
 |
 |
日本全国に奄美民謡の魅力を伝えることとなった元とちせ。いまでは一頭抜きん出た実力派歌手として誰もが認める女性ヴォーカルとして知られていますが、その彼女の基盤となっているのが奄美民謡。高校一年のとき「奄美民謡大賞」の新人賞、高校三年生の時には大賞を受賞し最年少受賞の記録を残しています。その大賞を記念して録音されたのがこのアルバム。
巫女的とでも言える没入して行く情熱的な唄いっぷりはこの当時から。まだまだ若さゆえの不安定な部分や錬れ切れていない初々しさも散見されるのですが、ある意味異質なまでの凄みを感じされる部分もあります。聞いているうちにあっという間に音楽の奧底に連れて行かれるような。今の彼女がもしシマ唄を録音したとするならばもっと大きく、深々とした表現になるのでしょうが、このアルバムの中で時々煌く光の強さは何度聞いても飽きることなく虜になります。素晴らしい!
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| 中村瑞希 ( 唄、三線 ) etc |
| ( JABARA : JAB-31 ) |
 |
 |
中野律紀(Rikki)や元ちとせといった実力ある唄い手が全国デビューし、奄美でも若い人たちもシマ唄を学ぶ人が増えてきた中、あえて「奄美に住み、仕事をしながらシマ唄を歌いたい」と奄美に残っている中村瑞希。彼女のシマ唄に対するインタビューなどを読むと本当にこれほどまでに誠実に生きている人が今の時代にもいるのかと感嘆するほどの言葉を残しています。その誠実さが花開いたのでしょう。2005年の「民謡民舞全国大会」ではダントツの優勝で総理大臣賞を獲得。続いて2006年、日本民謡界の最高峰の「日本民謡フェステバル2006」でも優勝し、堂々たる日本一の唄い手となっています。
このアルバムはその優勝の前の2004年に行われたもので、タイトルの「kafu」はシマ唄の歌詞に頻繁に出てくる「果報(カフ)」にちなんだもの。奄美のシマ唄は芸能という枠を越えて、徳を学ぶものと言われることもあるそうです。そのことを踏まえ、人々の寿福長寿を願うということからこのタイトルになっているのだろうと思われます。そして音楽も全くその「果報」を心へ伝える演奏そのもの。ふっくらと大らかな呼吸を持ちつつ、涼風のように心地良い。ぜひとも一度お聞きいただきたい名盤です。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| 中野律紀 ( 唄、三線 ) etc |
| ( BMG JAPAN : BVCR-17020 ) |
 |
 |
1990年「第13回日本民謡大賞」のグランプリを15歳という史上最年少で獲得。高校卒業後、上京してポップスなどへ活躍の場を移すこととなりますが、そのポップスへ活躍の場を映すその前、デビュー作としてシマ唄を歌ったのがこのCDです。日本民謡大会グランプリに輝いた優勝曲「むちゃ加那節」はじめ、「朝花」から「六調」までシマ唄の代表曲14曲を、生き生きとそして瑞々しく歌い上げたアルバム。能楽で言う「時分の花」とでも言えるこのとき、この若さであったからこそできた、ある意味奇跡的な出来ばえとも言って良い程の素晴らしさです。
最近では"中野律紀"から"RIKKI"へと改名しポップスへ活躍の場を広げています。しかしその一方で、その美声と唄の美味さが生かしきれていないような気がすることも。シマ唄も引き続き歌っているそうなので、しばらくするとより一層錬れた本格的なシマ唄のアルバムが出るのではないかと期待したいところです。
|
|
|
|
|
|