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| おすすめCD |
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| 坂元豊蔵 ( 唄、三線 ) 他 |
| ( セントラル楽器 : C-19 ) |
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カサン唄とヒギャ唄に分かれるとされる奄美民謡。カサン唄は奄美大島本島の北部の笠利・龍郷地区、ヒギャ唄は奄美大島南部の瀬戸内・宇検地区の流派とされ、その表現は土地の起伏にも似てカサン唄はなだらか、ヒギャ唄は振幅が大きいとされています。おそらくは、その土地の名人とされた人の特徴がそのまま主流となったのだろうと思われますがひとつの特徴となっているのは確かと言えます。
そのヒギャ唄の名人として遡ることのできる唄者が坂元豊蔵です。1928年、初めて奄美のシマ唄を公共電波に乗せた唄者としても知られています。早くから東京で暮らすこととなったためでしょうか。地元の潮流の影響を受けることなく、最も古層に近い音楽を残しているとの評価もされているようです。その演奏は、良い具合に力が抜けて自然。月夜の下、何か波のさざなみと心地良い浜の風が吹いてくるかのよう。奄美民謡の特徴である裏声をそれほど際立たせることなく、シンプルな中に実に味わいがあります。しみじみと聞きたい素晴らしい唄者です。
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| 南政五郎 ( 唄、三線 ) 他 |
| ( セントラル楽器 : TCD-02 ) |
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カサン唄を代表する往年の唄者が南政五郎です。カサン唄という枠に留まることなく、戦後奄美島唄を代表する唄者と言って良いでしょう。中でも彼の活躍で知られているのが、奄美が日本に復帰前、上村藤枝とともに奄美各地を島唄巡業を行ない娯楽の少なかった奄美の人たちに生きる喜びを与えたこと。その巡業によって大変な人気を集めることとなりました。
その音楽の魅力はカラッと唄い上げる大らかさ。声を聞いているだけで晴れやかな気持ちになります。艶っぽい裏声とともに、低い声では朗々。かなりの声量があったと言われていますが、おそらくは声自体が非常に通る声だったのでしょう。その華やかとでも言える歌はやはりその人気を裏付けるものです。
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| 武下和平 ( 唄、三線 ) 他 |
| ( JVC : VICG-60398 ) |
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1900年代の中期に活躍した瀬戸内の唄者が福島幸義です。その福島幸義を師匠とし、「島唄を芸術に高めた」とまで賞賛されて、奄美の島歌を大きく変えたといわれるのが竹下和平です。1962年のデビュー・レコードは圧倒的な評価を受けそれ以降の唄者で影響を受けていない唄者はいないとまで言われています。また、その彼の圧倒的な影響力が出身地の瀬戸内・宇検地区の色合いとして強まることで、結果としてヒギャ節と評されることとなった部分もあるようです。
「百年に一人の天才」とされる彼の唄は、華麗とも言える圧倒的なテクニックと迫力。それに格調も伴なっており非の付け所がありません。完成度が高いというのが一番的確でしょう。若い頃のグイグイと前に出てくる演奏も素晴らしいのですが、最近ではもともとの音楽の魅力に大らかな包容力も備わって線の描き出しが非常に美しいものとなっています。奄美民謡を聞くならばまずは竹下和平が最初の一枚としてお勧めできます。
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