音・感・和 : 自然音再生の琥珀音響工芸舎
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琥珀音響工芸舎・メールマガジン【東風】
心安らいだり、思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを紹介していきます。毎月1・15日配信です。
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第80号 : 平成19年9月15日
耳を澄まして聞こえてくる自然の響き。思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを見つけてみました。
http://www.onkanwa.com/
(毎月 1・15日配信)
2007/09/16 号
ご挨拶
ここ一週間ほどいまひとつの天気が続いていました。そのせいなのか体調を崩して寝込んでしまいました。ちょっと不摂生が祟ったのかなという気もしますが、心当たりのあるところも色々と(^^;)季節の変り目で気を付けたいところです。

暑さもぶり返していますが、日差しの色合いが夏のものとは全然違うものになっているのを感じます。夕焼けの色も晴れた空の色も秋ならではの色合い。思わず綺麗だなぁーと溜息が出ることもしばしば。美味しい季節でもある秋。お店では栗の和菓子などが並んでとても美味しそう。体調万全でおなか一杯秋の食べ物を食べてみたいところですね。
おすすめCD
山田武丸 : ゆりうた
山田武丸、山田武和、伊東ムツエ、他 ( 唄 )
伊東隆蔵 ( 唄、三味線 )
( JABARA : JAB-26 )
奄美大島北部の龍郷町秋名。その秋名集落で神霊を招き寄せる国の重要無形文化財として指定されている祭祀「平瀬マンカイ」。指定を受けた当時の保存会長としても尽力していたのが大ベテラン唄者・山田武丸(大正5年生)。秋名随一の唄者として島中に知られています。しかしながら本格的な録音がなかったため、惜しむ声も多かった中で発売されたのがこのアルバムです。

ここで録音されているのは1982年、秋名・笠利の唄者を集めて唄遊びをしたものを集めたもの。録音とは言ってもスタジオなどできちんとしたものではなく、夜ごと行われる唄遊びの場にマイクを置いたものでノイズやテープの伸びなどもあります。しかしそれが逆に実に雰囲気タップリのものとなっています。その録音に1999年に録音した「天草」「六調」を追加。高音域に強く美しく伸びる歌声は奄美民謡の中でも指折りの素晴らしさです。
⇒ソフト情報・購入先(metacompany.jp)・試聴可

坪山豊 : 余情の唄者
坪山豊 ( 唄・三味線・太鼓 )
皆吉佐代子 ( 囃子 )
( セントラル楽器 : C-2 )
「音の記憶は大きくなると里帰りするから、幼いうちに島唄に触れさせておくことが大切」とは坪山豊の言葉。奄美大島で唯一となった伝統製法で船を造る船大工を本業とし、42歳のときに周りに推され渋々民謡大会に出場するまではシマ唄に直接関わることが無かったそうです。それが40歳のときに坂本豊三のシマ唄に聞き惚れ、自分が小さかったときに聞いてなじんでいた音楽が一気に芽吹いてシマ歌の世界に。そして民謡大会に出場してからは誰もが認める第一人者に。

彼の唄の魅力は晴れやかな明るい声。聞いているうちにほんわかと包まれるような包容力があります。若々しい声を持ちつつもそこはかとない哀愁もある。実に心地良くなってくる歌声です。後輩の指導にも熱心で、何人もの有名唄者を育てたことでも知られていますが、その声のままの人柄という背景もあるのでしょう。
⇒ソフト情報・購入先(セントラル楽器)・試聴可

清正芳計 : ちょうきくじょ
清正芳計 ( 三味線、唄 )
萩原キミエ ( 囃し )
( JABARA : JAB-14 )
1934年の奄美大島名瀬市根瀬部生まれの清正芳計。父親のシマ唄や唄遊びを聞きながら育ち、20歳頃にはギターなどで流行歌などを唄っていたそうです。30歳頃からシマ唄を本格的に学ぶようになったそうですが、ギターなどもやっていたのが幸いしたのか短期間に習得していったそうです。

奄美北部のカサン系でも南部のヒギャ系でもないと称されることもあるようですが、それもある意味では得心がゆきます。もちろん裏声の高域も魅力があるのですが、それ以上に低めのキーでゆったりと唄うのは全く独自の味わい。実に重心が低く燻し銀の渋さという言葉が浮かんできます。言うなれば懷に深々と誘い込んで独自の音楽の中に引き込んでいくとでもいったほうが良いでしょうか。奄美民謡の中で異色の魅力を放っています。
⇒ソフト情報・購入先(metacompany.jp)・試聴先
おすすめサイト
奄美諸島史の憂鬱
古代より螺鈿の原材料として珍重されてきたヤコウガイ。そのヤコウガイの供給していたのは奄美大島であったとする「ヤコウガイの考古学」の著者:高梨修(名瀬市立奄美博物館学芸員)さんによるブログ。奄美諸島を中心とする琉球弧の歴史情報とともに奄美関連の選りすぐりのページばかりを集めたリンクは貴重。遠い昔、奄美と本土との海を渡って行われた交易。思わずいろいろな想像が浮かんできてワクワクしてきます。
奄美大島☆撮影日記
奄美の美しい自然を撮影している自然写真家の興克樹(おきかつき)さんのブログ。奄美大島のサンゴ礁から原生林まで。様々な魚、動物、鳥、昆虫、サンゴなどを美しい写真で紹介しています。どの写真もさすがプロと思わせる写真で見ているだけで楽しいです。
あまみ便り Blog
観光総合案内所「観光ネットワーク奄美」による「あまみ便り」グループのブログ。唄うことができれば、学問を半分できたものと同じだと言われてきたシマ唄。奄美大島および加計呂麻島・請島・与路島と喜界島と徳之島のシマ唄の話題を紹介。そこまで頻繁な更新ではないですが内容はなかなか面白いです。
後 記
9/15・16日で近所の神社のお祭りがありました。秋のお祭りということで露天もたくさん並んで大賑わい。縁起物だからということで初日の朝、お酒を持ってお参りに行ったのですが皆さん忙しく準備に終われていました。そのアタフタとした雰囲気の中で何かしら神社の雰囲気もいつもと違って浮き立っているよう。

神様をお祭りするというのは名ばかりで、実際にはパァーーーッとやりたいだけなのかもしれんなぁと思いつつも何かしら神社の神様もニコニコと楽しみにしているような気がしないでも。お祭りする側が楽しくやっていれば、結構それはそれで楽しんでいるのかなと思ってみたりしました。

祭りの本番となると近くまで神輿がわっしょいわっしょいとやってきましたが良いものですね。みんなが楽しいとこちらも楽しくなってくる。以前、民俗学を調べていた知り合いが「神輿は神様にとってはジェットコースターみたいなもんだろ」と言っていました。そう考えるとああやって賑やかに揺らされているのも神様にとっても結構楽しみなイベントなのかも。

これから各地で秋祭りが目白押し。天気も良く涼しくなって良い季節です。皆さんも近くでお祭りがあったらわっしょいわっしょいと楽しんでみてはいかが?
編集担当:中村 聡

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