|
| おすすめCD |
|
|
|
| Dudoltam : Marta Sebestyen |
|
| マールタ・シェベスチェーン ( Vocal ) etc |
| ( Hungaroton : HCD18118 ) |
 |
 |
1970年代の半ばから始まったハンガリーのトラッド音楽復興の流れ。現在でも、新しい演奏家などが活躍し根強い人気があるようです。その中心にいたのが当初より活躍していたムジカーシュと1980年代半ばからハンガリーを代表する女性歌手として誰もが認める存在となったマールタ・シェベスチェーンです。
気品を保ちつつ柔らかく、芯を持った彼女の歌声はヨーロッパ全体を見ても特筆すべきもの。伝統音楽だけでなく、ポップスを歌うこともありますが、彼女としては伝統音楽に専心したいらしく本位ではないようです。しかしポップスでも高い評価を受ける理由もわかる気もします。演奏水準が非常に洗練されているため、彼女の場合はかえって素朴なハンガリー民謡の演奏とはやや趣を異にしてしまうほど。芳しい古酒を新しい皮袋に入れ替えているとでも言えるかもしれません。その新しい皮袋がポップスであっても十二分に入ることのできる自在さを持っているのでしょう。このタイトルは彼女のCDの中でも特にシンプルで古典的な演奏が集まったCD。ふっくらとした膨らみを持ちつつ歌い上げる歌声は実に魅力的。ハンガリー音楽を聞く上では必須の演奏家です。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| Arany Es Kek Szavakkal : Herczku Agnes |
|
| アグネス・ヘルツク ( Vocal ) etc |
| ( Fono Records : FA-208-2 ) |
 |
 |
マールタ・シェベスチェーンに続く世代として注目を集めているのがアグネス・ヘルツクです。彼女が2002年にソロで録音した最初の録音です。ハンガリーの伝統的な民謡からジプシーの舞踊音楽、結婚式や酒席の音楽を演奏しています。
やや細身の声で歌い上げますが、その唄いまわしの繊細でしなやかな線の美しさが彼女の特徴。高域の伸びも魅力的。ヴァイオリンを始め様々な東欧の民族楽器のアンサンブルも彼女の音楽性を生かすように寄り添っていて非常にレベルが高いです。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
| ベアータ・パヤ ( Vocal ) etc |
| ( Hangveto : ORP003 ) |
 |
 |
これまで数多くの実力派のトラッド・バンドの歌手として活躍してきたベアータ・パヤの初めてのソロ・アルバム。2004年のアテネ・オリンピックに先駆けて行われた“Cultural Olympiad”ではハンガリーの代表として出演しています。伝統音楽をベースにしながら各国の様々な音楽も取り入れ、クロスオーバー的な活躍も注目されています。
夜明けの祈りから始まり、最後は子守唄で終わるこのアルバム。ハンガリー、トランシルヴァニアのジプシー(ロマ)音楽から、彼女自身で影響が大きいと語っているブルガリア音楽。そしてペルシア音楽のタハリールまでも演奏しています。最近では、ジプシーの祖先は北インドのパンジャブ地方との説が強くなっています。そのことから自らの音楽の祖先を辿るとの側面があるのでしょう。彼女の歌を聴いていると、インドからハンガリーまでの音楽の繋がりが見えてくるようです。
|
|
|
|
|
|