音・感・和 : 自然音再生の琥珀音響工芸舎
home | mail magazine | soft | link | internet radio | product | contact |
琥珀音響工芸舎・メールマガジン【東風】
心安らいだり、思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを紹介していきます。毎月1・15日配信です。
登録画面
バックナンバー
<< prev top next >>
第84号 : 平成19年11月15日
耳を澄まして聞こえてくる自然の響き。思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを見つけてみました。
http://www.onkanwa.com/
(毎月 1・15日配信)
2007/11/15 号
ご挨拶
心地良い晴天が続いています。海外を旅すると光の加減がその国独特のものがあるのを感じます。ほんのちょっとした日差しの角度の違いや気温、そして空気の中の水蒸気の違いが釀し出す空気感。

海外の光を感じると日本の光の加減はとても柔らかく透き通った感じがします。恐らくは、熱帯の照りつける日差しと寒帯の透き通った日差し。そのちょうど中間的な色合いで湿度も伴なっているからこそなのだろうと思います。

その柔らかく透き通った日差しを楽しむにはもってこいなのが紅葉狩り。そろそろ東京近郊の山々もシーズンとなっています。青い空を見上げつつ、秋の柔らかい日差しをゆっくりと楽しみたい季節となりました。
おすすめCD
Querencia : Mayte Martin
マイテ・マルティン ( Vocal ) etc
( Virgin : 8500412 )
近年のフラメンコ界で正統派のカンテ(フラメンコ歌手)として定評があるのがマイテ・マルティン。もともとはフラメンコの家系ではないようなのですが、子供の頃から往年の名演奏家のレコードを愛聴していたことからその素養が育まれたようです。往年の演奏家を外から見ていただけに逆にその良さを客観的に見据えて再創造できる立場となっていると言えるのかもしれません。

その演奏は一般にイメージされる情熱的なフラメンコとはやや趣は異なり、むしろ非常に洗練された表現。勢いに任せた表現とは無縁で熱情を持ちながら見事にコントロールされて繊細。何よりも悲しげな情感には気品すら感じさせます。フラメンコだけではなくジャズなどの他ジャンルとの競演もすすめていますが、カンテ(フラメンコ歌手)としてのスタンスは崩れることのない本物。フラメンコに興味がない方にもお勧めの1枚です。
⇒ソフト情報・購入先(Amazon.co.jp)
⇒試聴先(Amazon.com)

Joyas Prestadas : Nina Pastori
ニーニャ・パストーリ ( Vocal ) etc
( Sony BMG : 82876788772 )
ポップスとの融合も進んでいるフラメンコ。その中で最も人気が高いのがニーニャ・パストーリです。伝統あるフラメンコの家系に生まれ7歳にしてコンクールで優勝。以降も、コンクールの常連として将来を期待され、17歳で正式にデビュー。そのデビュー・アルバムは本格的なフラメンコを唄いこなす一方で、ポップス寄りの色合いを強めた作品となっておりフラメンコだけに留まらず、スペイン全土で大ヒットとなります。

そのデビューの方向性から、ニーニャ・パストーリはフラメンコ風のポップスとでも言えるようなジャンルでスペインを代表する歌手として人気を博するようになります。もちろんその背景には伝統的なカンテ(フラメンコ歌手)としての実力が伴なっているからこそ。ある意味では伝統の技術を駆使した非常に品質の高いポップス。ラテン・ポップスのファンならば必聴です。
⇒ソフト情報・購入先(Amazon.co.jp)
⇒試聴先(Amazon.com)

Me Duele Me Duele : Marina Heredia
マリア・エレディア ( Vocal ) etc
( Universal : 004400142262 )
ややかすれた声で情熱的に歌い上げるマリア・エレディア。最近のカンテ(フラメンコ歌手)では第一人者とされるエストレージャ・モレンテがより、声のかすれ具合とパッションは迫力がありますが、マリア・エレディアはややおとなしめ。しかしその分、精錬された部分があるのが特徴です。

このアルバムは21歳の時のデビュー・アルバム。コロンブスがアメリカに向けて出航した港町として知られるカディスの山中で7ヶ月掛けてじっくりと録音されたもの。フラメンコだけではなく、タンゴやルンバまで様々な音楽が演奏されています。その音楽はどれも彼女の魅力の特徴である情熱と洗練とのバランスが取れたものとなっています。恐らくは年を経るごとに熟成される可能性が高い演奏家です。
⇒ソフト情報・購入先(Amazon.co.jp)
⇒試聴先(esflamenco.com)
おすすめサイト
Flamenco - world.com / La web del flamenco
スペイン発フラメンコ関連総合情報サイト。スペイン語、英語、日本語で開設されています。所々日本語に対応していないところもありますが、各種特集記事やインタビューなどのページの情報は非常に貴重なもので読み物としてもお勧めです。
Flamenco - エス・フラメンコ〜スペイン発フラメンコ情報
スペインからのフラメンコの総合情報サイト。インタビューや最新ニュース、公演レビュー。CDの試聴までできフラメンコの情報はここを中心に集めることができます。CDのレビューが充実しているのも特徴です。
パセオフラメンコ
日本で唯一のフラメンコ専門誌「月刊パセオフラメンコ」を中心に、フラメンコ情報を紹介。專門誌のページだけに日本での公演情報や教室などの情報が特に充実しています。
インターネットラジオ
Welcome to Tim's Radio
スペイン : フラメンコ全般
フラメンコをカンテ(声楽)と器楽も合わせて配信。ポップスよりの音楽も流れますが基本的には伝統的なフラメンコ。新しい録音がメイン。回線も非常に安定して音質も良好。BGMとして利用するにももってこい。お勧め!
後 記
11/6に【特報 追う】「秋田おなご」はなぜキレイ?というニュースが出ていました。秋田美人の背景には白系ロシア人など環日本海の異国人との長い交流があると考えられるというもの。実はDNA鑑定でカスピ海沿岸のコーカサスのDNAが残っているとの研究結果も出ているようですし、これはもともとかなり知られた説。それをなぜいまさら特集記事にするのか不思議でしたが、知らない人たちにとっては結構面白い記事なのだろうなぁと興味深く読みました。

最近の研究で、ジプシーは10世紀頃、インドのパンジャブ地方から放浪して広がっていった人たちだとほぼ確定されつつあります。東ヨーロッパのバルカン半島やスペインなどが多く住んでいる地域で、近年はジプシーではなくロマと称されることになっています。タロット占いなども彼らが伝えてきたものとして見られており、その原型はマハーバーラタの各場面なのではないかと見られています。ロマの人々は主に陸伝いで広がっていったようなのですが、歴史を遡るとかなりの距離を移動して広がっていく民族は案外多いものだと気がつきます。

日本の歴史を見ていくと、聖徳太子に仕えた事で知られる秦河勝の秦氏が20万人規模で日本に来たという記録が残っています。その資料のどこまでが事実であるのかわかりませんが、一説にはその秦氏の故郷はコーカサスなどの中央ヨーロッパだったのではないかという説もあるようです。

そうやって考えると秦氏の子孫が秋田周辺に多い、東北に多いと考えることもできたりして……。東北には天狗伝説が残っていたりしますし……(笑)修験道の影響が残っているとの謂れの古い神楽舞を見たことがありますが、それも一般の日本の神楽舞と異なって非常に回転する部分の多い、中央アジアの旋回舞踏との近似があるものであったりもしています。

ユーラシア大陸の真ん中から、新天地を求めて日の沈む方向へ向かった人々。西へ向かった人々。新天地を求めて日の登る方向へ向かった人々。東へ向かった人々。

日本人のルーツということではこれまで語り尽くされながらもほとんど何も分かっていないのが現状です。これからも、本当のところは分からない可能性も高いのかなと思いますが、秋田美人の秘密を考えるだけでも歴史上で起こった大きな人々の動きが想像することもできます。昔の人たちは結構大胆に移動していたんですねぇ。
編集担当:中村 聡

【ご意見・お問い合わせ】 : mailing@onkanwa.com

☆メールマガジンの購読登録・停止はこちら
http://www.onkanwa.com/mailing/form.html

※このメールマガジンはhtml形式で配信されています。
発行:琥珀音響工芸舎
Copyright(c) onkanwa.com All rights reserved.
<< prev top next >>