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琥珀音響工芸舎・メールマガジン【東風】
心安らいだり、思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを紹介していきます。毎月1・15日配信です。
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第91号 : 平成20年3月1日
耳を澄まして聞こえてくる自然の響き。思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを見つけてみました。
http://www.onkanwa.com/
(毎月 1・15日配信)
2008/03/01 号
ご挨拶
日に日に暖かくなってきました。近所をぶらりと歩いていると梅の花も咲いていて実に綺麗です。そろそろウグイスの声も聞こえてきそうです。

先だってスーパーに買い物に行ったところ“ふきのとう”が売っていました。今年は寒い日がずっと続いていましたが、しっかりと植物たちは季節の変化を感じているのだなと。そう言えば菜の花も売っていました。菜の花の辛子和えは私の大好物。春ならではの食べ物もこれから楽しみです。

とはいっても花粉症の私としてはちょっと大変な季節でもあります。以前、花粉症の人たちにお勧めのページを紹介したことがありました。そのときのものと重なるものもありますが、改めてお勧めのサイトを紹介します。便利なサイトですので是非ご覧下さいませ。
おすすめCD
Amalia Rodrigues : Queen of the Fado
アマリア・ロドリゲス ( Vocal )
( Sounds of the World : SOW90107 )
ポルトガル歌謡のファド。ファドの演奏家でまず絶対最初に紹介しなければならないのが、アマリア・ロドリゲスです。ファドと言ったならば彼女のことといっても過言ではありません。あまりにもその存在が大きかったが故に、ファドの後継者がしばらく排出されなかったとまで言われるほどです。

このタイトルはその彼女のベスト盤とも言えるもの。失恋や別れといった内容の歌を情感豊かにメロウな声で歌い上げるところはついつい聞き惚れてしまいます。ファドの情感を表す言葉としてポルトガル語のサウダーデという言葉がよく使われます。失われたものを愛おしみ、帰らぬものを悼む切々とした感情のことで「懐かしさ」「未練」「懐旧の情」「愛惜」「郷愁」「ノスタルジー」「孤愁」色々な訳語で表現される情感とされ、最終的には、やはりサウダーデとしか表現しようの無いものですが、まさにその言葉は彼女の歌のためにあるといっても良いのかもしれません。素晴らしいです。
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Mariza : Fado Em Mim
マリーザ ( Vocal )
( Times Square Records : 9026 )
アマリア・ロドリゲスの後、一時期低迷していたファドですが、現在では実に才能豊かな歌手(ファディスタ)が数多く排出され幅広い人気を得るようになって来ています。もともとは男性・女性関係無く歌われるファドですが、若手のファディスタで特筆されるのは女性で有能な歌手が多いこと。その中でも最も評価が高いのがここで紹介するマリーザです。

彼女の美質として上げられるのが芯の強さを感じさせながら見事にコントロールされた声とその表現力。アマリア・ロドリゲスのスタイルを継承していると評されますが、表現が非常に率直です。古典的なスタイルを模倣するのではなく、自らの心の中から沸きあがってくるものに忠実。最近では声が強く出しすぎることもあるようですが、ここでは絶妙のバランスとなっています。これからのファドを担うだけに代表的なタイトルがたくさん出るのでしょうが、初期の彼女の名盤としてお勧めです。
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Cristina Branco : Ulisses
クリスティーナ・ブランコ ( Vocal )
( Emarcy : 9820898 )
もともと庶民の歌ということで評価されていなかったファドを高く評価させたのがアマリア・ロドリゲス。その背景もあったなのた最近では今までは考えられなかったような人々がファドか主として活躍するようになっているようです。そのひとりとして上げられるのがクリスティーナ・ブランコです。

1972年生まれのクリスティーナ・ブランコ。もともとはブルースやジャズなどを歌っていたそうですが、18歳のときにファドと出会い、その後の活躍が始まります。彼女の特徴として挙げられるのは、しなやかに真っ直ぐ線を描くように伸びていく声とその歌いまわしの線の美しさ。時々若さゆえのつたなさとギリギリの部分が出てくるところもありますが、その新鮮な響きは実に美しい。古典的でありながらまったく新しい息吹をもってファドが生き返ったかのようです。何よりも気品があるという言葉がピッタリです。
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おすすめサイト
とうきょう花粉ネット
東京都福祉保健局によるサイト。動画で12時間先、48時間先の飛散情報まで確認できます。また各測定店の詳しい測定結果が確認することができます。測定結果を見ると「なるほどそれでか。。。」と納得することしきり。体感的に感じている状況と非常に近い感じで一番頼りになります。
hi-hoとヘップチンの詳細な花粉予報
全国の花粉飛散情報を画像で紹介。48時間先まで確認できます。非常に画像が見やすいのが特徴です。過去情報を基にしたシュミレーションがかなり入っているらしく、?と思うことも時々ありますが、画面が真っ赤に変わっていく様は壮観です(T_T)
キッセイ : スギ花粉飛散情報
キッセイ薬品による飛散情報サイト。予報などの情報はあまり充実していませんが、過去データが充実。一年前の飛散情報と、その年のこれまでの情報と比較して紹介しているグラフがとても見やすいです。グラフを見ていると今年の傾向やいつぐらいまで続くのかの目安を立てることができます。非常に重宝しています。
後 記
とうとう今年も花粉が飛び始めました。まだほとんど飛んでいないのに近い状況なのですが、対策をある程度とっていたためか何か症状が軽い気がします。

私の場合は、たくさん飛んでいるときはもちろんなのですが、それなりに対応できます。しかし飛び始めた初日が大変。どうもショック状態になってしまうらしく、喉が痛くなってずーっと眠い感じになります。大体、その日はだるくて仕事が手に付かない感じになります。本格的に飛び始めると普通の花粉症の症状で対処できるのですが不思議なものです。

私の場合は、大学時代に運送会社でバイトをしていたときにトラックの排ガスをタップリと吸い込んでいたのが原因。いま思えば仕事場の人たちは皆、花粉症でした。やはりその当時の環境のことを考えると花粉症は現代病なのだなと思えます。発祥する前は「花粉症なんか根性無い奴がなるんだ!」と暴論を吐いていましたが今では本当に涙目(^^;)

さて、東京の花粉は北関東などからも届きますが基本は奥多摩です。昨年末、高尾山を散歩してきましたが、杉献上者名簿が素晴らしき功績として大々的に讃えている書付が置かれていました。つくづく思うのが、森作りを何もわかっていない人たちが想像以上に多いのだなということ。

杉が綺麗にまっすぐ並んでいる山は実に美しく見えます。一般にはそれが美的基準でしょう。しかし私にはそのような山は禿山にしか感じられません。というよりも山ではなく、単なる生産工場。最近では里山が見直されていますが、里山自体も人間が手を入れた二次的なものでしかありません。やはり原生林というのは実に奥深いものがあります。

いま日本で残っている原生林というのは実は国土の0.1%に見たいないと言われています。里山はある程度認めることができるとしても日本の森の実情はこの0.1%という数字が何よりも決定的な何かを示していると思います。

山を持っている地主さんたちのお金のできる山にしたいという気持ち。管理する人でもなくなっているという背景。そして何よりも地方の人たちのほうが自然に慣れすぎてその危機意識がまったく欠けているということ。結局は花粉症というのは、その歪が一気にここに来て噴出してきたものなのだろうといつも思います。

この季節、花粉症と同時に風物詩である道路工事。予算を使い切るための作業で十分にその理由はあるのでしょうが、もっと山の管理、いや森作りに使ってほしいと思うのですが難しいものなのでしょうかね。教育や経済といった目先のところで動いても結局は付け焼刃。根本のところから直すということならば、まず美しい国土の一歩として森作りだと思うのですが、どうなのでしょうか。

毎年この時期になるとクシャミを繰り返すごとに考えることしばし。
編集担当:中村 聡

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