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琥珀音響工芸舎・メールマガジン【東風】
心安らいだり、思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを紹介していきます。毎月1・15日配信です。
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第95号 : 平成20年5月1日
耳を澄まして聞こえてくる自然の響き。思わず笑みを浮かべてしまう音楽などの情報、サイトを見つけてみました。
http://www.onkanwa.com/
(毎月 1・15日配信)
2008/05/01 号
ご挨拶
土曜日は天候がぐずつくようですが、順調に晴天が続いている今年のGW。三月は例年よりも暖かかった感じですが、四月はちょっと肌寒かったような気も。ここに来てやっと暖かくなってきたような感じです。

さて、新緑眩しいこの季節。毎年5月2日頃は「夏も近づく八十八夜♪♪♪」の季節でもあります。私の出身の鹿児島は実は全国で静岡に次ぐお茶の産地。この季節の山々でお茶畑の緑が映えていたことを思い出します。

最近では世界的にも大ブームとなっている日本の緑茶。普通に今ではペットボトルの冷たいお茶を美味しく飲んでいますが、ちょっと前までは冷たいお茶なんて考えもしなかったもの。お茶は体を冷やす作用があるためという背景もあったようです。今となっては冷たいお茶の美味しさには中々気が付かなかったのも不思議ですね。
おすすめCD
Raqs: Aqnazar
Aqnazar Alovatov ( Vocals ) etc
( Buda Musique : B000093FI6 )
中国新疆ウイグル自治区とアフガニスタンに挟まれたタジキスタン。中でもアフガニスタン国境地域は東バダフシャンと呼ばれています。その地方で高く評価されているのがアクナザール。ここでは、やや純古典的な演奏ではなく、結婚式やパーティーなどで歌われる気の置けない華やかな演奏を繰り広げています。題材はルーミーなどの古典的なスーフィズムの恋愛詩で近年作曲されたもの。

フランスのBudaレーベルの作品だけにフランスで発売された当初はかなり評判になったそうです。アクナザールの魅力はコブシの効いた張りの有る高音。その歌声とイスラーム神秘主義を題材としていることからヌスラット・ファテ・アリカーンと比較されているようです。実際にパンジャブやパキスタンの音楽と似た部分も感じられるところが興味深いところです。独特の“しなり”を持ちながら晴れ晴れと疾走する音楽は心地よいです。
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Music of Central Asia vol. 2: Invisible Face of the Beloved: Classical Music of the Tajiks and Uzbeks
Musicians of The Academy of Maqam
( Smithsonian Folkways : SFW40521 2006 )
私は見聞したことはないのですが、イスラームの人たちはコーランを精読してイスラームの教えを心に染み付かせていくのではなくて、神秘主義者などの詩人の詩やそれに合わせた物語を聞くことで概略を掴んでいくのだと聞いたことがあります。実はその神秘主義者の教えがコーランに書かれた内容とやや趣を異にしたとしても実際の人々の心の中に根付いているものはコーランに依拠するものではなかったりすることも有るのだそう。私たち日本人も日本神話や仏教の話もきちんと読んで理解するのではなく説話を通して感知している実状からして非常に納得したことがあります。

ここで演奏されているのは、その神秘主義者などのしを題材にして作られた古典曲。何よりも雅びに、そしてしなるように歌い上げるところが素晴らしいです。その歌い上げる様は将に優美。それとともにライナーノートの充実振りは目を見張ります。DVDも付いて充実の逸品です。
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Music of Central Asia vol. 5: The Badakhshan Ensemble: Song and Dance from the Pamir Mountains
The Badakhshan Ensemble
( Smithsonian Folkways : SFW40524 2007 )
中央アジアを中心にして広く分布する“青のモスク”。深く真っ青な青さに引き込まれてしまう魅力があります。その深く青い世界の深遠。それがルーミーをはじめとするイスラーム神秘主義の見ているものであったりするのかなと想像してしまいます。それ程までにその青さは魅力的です。その青さの元となっているのは宝石ラピス・ラズリ。最大の原産地となっているのがアフガニスタンの東北部に位置するバダフシャン地方です。

バダフシャンと聞いても「バダフシャンの虎」といった言葉ぐらいしか思い浮かばない程、不案内な地域(^^;)日本人と顔が似ていたり日本語と同じ膠着語の地域であったりという背景も有るのでしょうか。個人的にはインド全域やパキスタンなどの音楽よりもエキゾチックでありながら身近に気持ちよく聞こえたりします。ここでの演奏はバダフシャン地方のコンピレーション・アルバム。フォークソング、ダンスミュージック、神秘主義的な宗教詩を元にした音楽などを演奏しています。どの演奏も実に生き生きと息づいているところが実に素晴らしいです。
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おすすめサイト
お茶百科
お茶のことを知って、もっと身近に。お茶とともに楽しい生活を。お茶百科-お茶と歩む文化、お茶と暮らす場所、お茶を楽しむ人のために。お茶に関する様々な情報を提供。お茶についての基本的な情報の充実振りは特筆に値しますが、中国では案外ポピュラーなお茶を使った料理のレシピもあって中々楽しい情報サイトとなっています。まずはお茶に関しては第一にお勧めできるサイトです。
お茶の博物館 -日本茶博物館-
東京巣鴨・冠城園のHPのコンテンツのひとつ。あらゆる角度から日本茶のことに興味を持ってもらえる様に構成されています。トップページはシンプルな作りでありながら実は奥に行くと情報が適度な長さでピンポイントで紹介されている優れサイトです。実にページが見やすいです。お茶のことを初心者だけど真面目に色々と知りたい方にピッタリ。お茶の魅力を知ってもらいたいと、受け手の気持ちを感じつつ作られているのが好感持てます。
お茶を楽しむホームページ O-CHA NET
静岡の茶文化の提案及び普及の立場から情報配信している財団法人世界緑茶協会によるサイト。ちょっと生真面目なページ作りですが、お茶百科事典や“おしえてTea Cha”など情報は充実。
お茶街道
東海道五十三次「金谷」「日坂」「掛川」三つの宿場町をむすぶ街道は、江戸時代からお茶の産地として知られていた地域。旅人たちが辿った道すがら。お茶と東海道の歴史から旅ガイドまで興味深い記事がたくさん紹介されています。
後 記
先だって新宿高島屋の地下をブラブラしていたところ「ティムさんの大麦若葉」の試食販売のお店が。実は最近野菜が足りないなぁと思いつつ、良い青汁なんかはないかなと思っていたちょうど良いタイミングでした。色々と話を聞いてみるとニュージーランド産で非常に良質なものとのこと。ニュージーランドは世界で最も土壌や環境が犯されていない地域として元々知られています。その中でも高い評価を受けているとなるとちょっとこれは。ムムムッ。。。

あまり知られていない商品ですが、基本的には高級スーパーなどで直接販売しているだけとのこと。それだけに価格を抑えることができているのだそう。すぐに試してみようと購入したのですが、中々のものでした。飲んだ翌日は実に体調が良く栄養も申し分ない模様。しかしそれ以上に非常に飲みやすい!ほんのかすかに心地良い青さを感じますが、ほとんど味は抹茶。牛乳に砂糖を入れて粉末を加えると完全に抹茶オレ。これはお勧めです。

さて、その「ティムさんの大麦若葉」を飲んで思い出したのが、日本在住の海外の人たちが「日本に染まってきたなぁ」と感じるもののひとつに抹茶ソフトクリームを美味しいと感じるようになることがあげられていたこと。何でこんな美味しいものに違和感を感じるのだろうと思っていましたが、「ティムさんの大麦若葉」で納得。いつもお茶を飲んで飲み慣れている日本人だと若々しい青葉の香りと感じる抹茶の香り・程よい苦味ですが、海外の人たちにとっては青臭いと感じるのだろうと。

日本だけでなく中国などでも緑茶は幅広く飲まれています。一度シンガポールの中国人街に中国茶の茶器で良いものはないかと散策に行ったことがあります。そのお茶のお店に行ったとき、お店の人が現地のお客さんに「日本の緑茶は最高です!何よりもビタミンCが含まれて健康に良いのです。中でも名産地の静岡では〜云々〜」と話をしていたのを見て、吹き出してしまうやら呆れ返るやら。中国茶は良いなぁと思いながら訪ねた先で日本茶を勧めている様を見るとは思いもよりませんでした。

最近では世界的に日本茶ブームらしく、アメリカでは伊藤園はかなりメジャーなメーカーとして定評を持つようになっていて、健康的な飲み物として広まっているのだそうです。それも緑茶の青葉の香りと香り・程よい苦味が自然の日差しなどを感じさせているのからなのかもしれません。この分で日本の緑茶が広まっていくとそのうち世界中で抹茶ソフトクリームをペロペロとなめるようになるのかなと。それもまた不思議な光景ではあります。
編集担当:中村 聡

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