音・感・和 : 自然音再生の琥珀音響工芸舎
琥珀音響工芸舎のおすすめソフト おすすめソフトを紹介するページです。皆さんに是非とも耳にしていただきたい音楽などを新旧取り揃えて紹介します。
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おすすめソフトを紹介するページです。皆さんに是非とも耳にしていただきたい音楽などを紹介します。新譜に限らず旧譜からも各ジャンルから幅広くチョイスしていきます。モノラル録音や録音の悪いものもありますが、演奏に関してはおすすめのものばかりです。

VOICE OF THE EARTH ISLANDS : 『生命の島・屋久島』
中田悟・自然音シリーズ
( ユニバーサルミュージック : UMCK-1064 )
純粋に自然音だけのソフト。いざ探してみると良質なものはなかなかないものです。どれも、余計な音楽が入っていたり、録音の品質が悪かったり。そのときに手にしたのが【中田悟・自然音シリーズ:VOICE OF THE EARTH ISLANDS】でした。この録音を聞いて「やっと探していたのが見つかった!」と大喜びでした。

どれも素晴らしい録音・作品です。その中でもお気に入りなのは『生命の島・屋久島』です。森のしっとりとした空気感と潤いに満ちたせせらぎ。どこまでも懐の中に深〜く包むこんで行く響きに包まれるていると、いつの間にかおっとりとした気持ちになっている自分に気がつきます。
⇒ソフト情報・購入先(Amazon.co.jp)



大神神社神拝詞
1. 三輪明神大神神社神拝詞
2. 三諸の神奈備
奈良の三輪明神大神神社に行った友人からもらったお土産。「CDをかけているだけで、御払いができるよ!」という代物。それがこのCDです。中には二枚のシングルCDが入って、一枚は祝詞を収めたもの。もう一枚は、大神神社の杜の“気”を伝えようとした自然音をベースにしたイメージCD。

三輪明神大神神社は、奈良盆地の東南にある美しい円錐形山、三輪山を御神体とした古式ゆかしい神社です。古来より神の鎮まります御山として信仰されています。その山容が美しいこともありますが、やはり風水で言う“気”の良い“気”が感じられるとのことでやはり信仰心を集めてきたのでしょう。

神社に赴くことなく、CD再生で御払いができるとなれば、これはリーズナブルです(笑) リーズナブルに御払いができるお買い得品!思い込みなのでしょうか音を浴びているだけで何か気分が清められたような気持ちになります。祝詞のCDは効果抜群ですが !? イメージCDはBGMとしてリピート再生がお薦めです。
⇒ソフト情報・購入先(三輪明神大神神社)
⇒大和国一之宮三輪明神大神神社



雅楽 : 日本の宮廷音楽
東京楽所
( Victor Entertainment : VICG60393 )
麗しく快い響きを空間に満たすこと。その空間に満ちた響きが、何らかの始まりと終わりを持って時間的繰り返しを持つこと。その繰り返しは、命あるものの生と死と比せられます。麗しく快い音楽を奏でることで人々の安寧を祝う。それが古来より音楽が神事と密接に関わってきた理由のようです。

雅楽の演奏で中心的役割を示すのは笙・龍笛・篳篥の三管。三管はそれぞれ天・地・人を表していると言われています。「天から差し込む光」を表す笙。「天と地の間を縦横無尽に駆け巡る龍」を表す龍笛。「地上にこだまする人々の声」を表す篳篥。

平安時代にその歴史を紐解くことのできる雅楽。現存する合奏音楽としては世界最古と言われ、宮中行司で演奏され長らく伝えられてきた物ですが、戦後では一般向けの演奏会も開かれるようになっています。なかなか馴染みが無い雅楽かもしれませんが、余計なことを考えずに頭を空っぽにして、自然の音に耳を傾けているかのような気持ちで聞くと案外すんなりと入ってきます。

この演奏は、デジタル録音最初期の1981年に録音されたものです。アナログ録音の手法が垣間見え逆にそれがこの録音の利点となっています。それと共に、平均率に犯されていない人達が演奏しているのが分かります。演奏・録音・入手のしやすさから鑑みて、一番のおすすめだと思います。日本人なら、お正月や結婚式など以外でも (^^;) 是非一度聞いて欲しいものです。
⇒ソフト情報・購入先(Amazon.co.jp)・試聴可



唐詩三百首
※唐代の漢詩から選択された「唐詩三百首」の朗詠。
( HUGO : LT 4009-2 )
言葉による音楽である「詩」。その精練を極めたものが漢詩です。日本にも古来から影響を与えてきた漢詩ですが、何よりもその言語で詠じられたものを聞くことがその魅力を最大限の形で堪能できることは言うまでもありません。

ここで紹介するソフトは、峻厳とした美学に貫かれた「唐詩選」ではなく、人気の高い詩を選んだ「唐詩三百首」を詠じたものです。背景にうっすらと流れる古琴の響きに乗せて美しく気高い詩人の心が伝わってきます。

言葉がわからなくても、何ともいえない香しい高貴さが伝わってくるものですので機会がありましたら耳にしていただきたいもののひとつです。個人的には、五言詩を寝るときにかけっぱなしています。



A Century of Avaz: An Anthology
32 Master Singers ( Vocal )
( Mahoor Institute : Number:135 )
1905年から1926年までの伝説的なペルシア古典音楽の名声楽家の貴重な音源を網羅した3枚セットです。民族音楽の中でも特筆すべき魅力を放っているペルシア音楽。その輝きに満ちたその音楽は素晴らしいの一言です。

青い空へ高く高く飛んでいくかのように美しく囀るタハリーフ。ペルシア古典音楽の最も特徴的なものですが、このタイトルでの名演奏家はどれも人間業とは思えないほどの歌を奏でています。音楽から思わず目に浮かぶのはイスファハンの美しい青のタイルとモザイクで彩られたイマーム・モスク。細かく目の詰んだペルシア絨毯。その脈々と伝えられるペルシア文化の伝統の粋とも言える至宝。洗練の限りを尽くした天上の音楽とはこれだと思わせます。録音はさすがに良くありませんが絶対のお勧めです。
⇒ソフト情報・購入先(世界の民族音楽の店 ZeAmi)
⇒試聴先(Mahoor Institute)



カッチェリ 〜 名匠クリシュナンの至芸 2
Ramnad Krishnan ( Vocal )
V.Thyagarajan ( Violin )
T.Ranganajan ( Mridangam ) etc
( ワーナーミュージック・ジャパン : WPCS-10722 )
往年のカルナーティック音楽の大演奏家達は、それぞれ独自の個性・魅力を放っています。その点、ラムナッド・クリシュナンの個性は非常に控えめです。ある意味ありきたりの演奏に聞こえてしまう側面もあります。しかし、聞けば聞くほど彼の演奏の素晴らしさがわかってきます。言うなれば正攻法の中の正攻法。中道を極めた最高のバランス感を持った演奏家と言って良いのかもしれません。

実際、その系譜を調べると彼の師はカルナーティック音楽の本流中の本流。その本流の音楽を変に個性で色を付けていくのではなく、じっくりと年を重ねることで熟成していった演奏家です。特にその演奏の中でも今回紹介したタイトルの2曲目の≪Aksayalingavibho≫は秀逸の一言。ヒタヒタと音楽的感興に満たされていきます。

カルナーティック音楽のソフトでよいのはなかなか手に入りにくいのですが、このタイトルは1970年代から手に入りやすかった物。スタンダード中のスタンダードがもっとも手に入りやすかったというのは非常にラッキーなことだったといまにしてみると思えます。
⇒ソフト情報・購入先(世界の民族音楽の店 ZeAmi)
⇒試聴先(Music India OnLine)



ジョアン・ジルベルト : イン・トーキョー
Joao Gilberto ( Vocal & Guitar )
( ユニバーサル インターナショナル : UCCJ1005 )
非常に気難しいことでも知られているジョアン・ジルベルト。2003年の初来日は奇跡の来日と言われ、そのコンサートは近年稀に見る大成功となり、既に伝説と化しています。ジョアン・ジルベルトは、このコンサートについて「これこそ私が求めていた観客だ!」と心からの賛辞を日本の観客に示し、そのライブをCD化したのがこのタイトルです。

このアルバムは正直言って、一般的にリラックスして軽く聞き流すことのできるボサノヴァではありません。それよりも遥かに美しく結晶化された音のひと粒ひと粒と言ってよいかもしれません。何しろ、聞いているうちに聞こえてくるのは音楽ではなく、その音楽の背景にある静かな無音なのです。

聞けば聞くほど、部屋の空気が静まっていく。音楽が奏でられている間に音はなく、音楽が奏で終わっても音楽が静かに流れている……。

酒場で歌われるボサノヴァ。それが本来のボサノヴァであって、ここで聞くボサノヴァは、あまりにも結晶化されすぎた演奏なのかもしれません。しかし、聞き終えた後の充実感は将に最高のボサノヴァを聞いた喜びに満たされること間違いないと言ってよいです。最高です !!
⇒ソフト情報・購入先(Amazon.co.jp)
⇒試聴先(HMV.co.jp)



ギャビー・パヒヌイ・ハワイアン・バンド Vol.1
ギャビー・パイヌイ (歌, 12弦ギターetc)
ライ・クーダー (マンドリン, ティプレ) etc
( OMAGATOKI : SC-2123 )
ギャビー・パヒヌイ・ハワイアン・バンド Vol.2
ギャビー・パイヌイ (歌, スラックキー・ギターetc)
ライ・クーダー (マンドリン, ギター) etc
( OMAGATOKI : SC-2124 )
ハワイアンで絶対に欠かせない音楽家のひとりがこのギャビー・パヒヌイ。温かく包容力ある歌声、繊細で優しい叙情性と艶っぽさが彼の特徴だと言えるでしょう。そのギャビーの代表作として名高いのがここに紹介する2枚。

ギャビーが世界的に知られるようになったきっかけとなったこのアルバム。ギャビーの音楽にすっかり惚れ込んだライ・クーダーが、自らハワイに足を運び録音したものです。そのとき録音された一部が、先に「ギャビー・パヒヌイ・ハワイアン・バンド Vol.1(1975)」として世界発売され、大成功を収めます。続いて、ギャビーがハリウッドのスタジオに出向き3曲追加録音して発売されたのが「ギャビー・パヒヌイ・ハワイアン・バンド Vol.2(1977)」。このアルバム製作の仕上げのためハリウッドのスタジオを訪れたとき、ギャビーの目には涙が浮かんでいたそうです。それだけに自分自身とっても会心の演奏だったのでしょう。

ハワイのトラディショナル・ソングと共に演奏されているのは、1900年代前半以前の曲ばかり。ライ・クーダーなどのアメリカのミュージシャンが入ってはいるもののそのミュージシャン達がギャビーの音楽を盛り立てる形で入っているだけに、トラディショナルでありながら良い意味で新鮮な部分も加味されたものとなっています。

もともと、ハワイアンは聞くことはなかったのですが、知り合いに進められて聴いたギャビーをきっかけに色々と聞くようになりました。しかし、やはりギャビーに始まりギャビーに終わるということなのかなという気もします。海に囲まれた島々。ギャビーの音楽からおおらかな響きと潮風を感じて見てはいかがでしょうか。
Part.1⇒ソフト情報・購入先(TOWER RECORDS)
Part.1⇒試聴先(Amazon.co.jp)
Part.2⇒ソフト情報・購入先(TOWER RECORDS)



ベートーヴェン : 荘厳ミサ曲
オットー・クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管&合唱団
( EMI : 5675472 )
この曲のこの演奏については、ヨーロッパ古典音楽の範疇を超えたものではないかと思います。「重要なのは信じることではなく、故なき生を信じようと意思することである」ことを伝えている気がします。

指揮者クレンペラーの信仰心の発露とも言われることもあるようですが、一神教のキリスト教では「故なき生を信じようと意思する」という信仰形態はありません。実際クレンペラーは、この演奏の時には「信仰心と宗教は全く別物だ」として無宗教になったことを告白しています。そのことから鑑みても、異形の演奏としか言いようがないものです。

演奏の素晴らしさは言うまでもないのですが、録音は問題があります。どうやら、本録音の前に録ったテスト録音をそのまま使っているようです。音に問題があっても演奏の素晴らしさを採って発売した決断は英断でしょう。しかしその決断を導いたのも、この演奏が一般的な枠にはめられないほど異形のもので、偉大な演奏だったからなのでしょう。
⇒ソフト情報・購入先(Amazon.co.jp)



マーラー : 交響曲第8番「千人の交響曲」
エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送響etc
( DENON : COCO70401 )
「なべて移ろいゆくものは比喩にほかならず。足らわざることも、ここにて高き事実となりぬ。名状しがたきもの、ここにて成しとげられたり」。

「おれは瞬間にむかってこう言っていい、『とまれ、おまえはじつに美しいから』」

この二つの言葉は、この「千人の交響曲」の主題となったゲーテ「ファウストの」の言葉です。曲全体については感心しませんが、所々にヨーロッパの精神の実相を読み解く鍵が散りばめられていると思います。特に第二部の最後の15分間は充実しています。

このインバルの録音は、過不足のない安定した録音です。本来ホールで聞く音に近く、シンプルでありながら非常にクオリティの高い録音をしています。演奏の練れ具合も加味して考えると、この曲の本当のスタンダードだと思います。
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