音・感・和 : 自然音再生の琥珀音響工芸舎
琥珀音響工芸舎のおすすめソフト おすすめソフトを紹介するページです。皆さんに是非とも耳にしていただきたい音楽などを新旧取り揃えて紹介します。
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純邦楽や民謡、そしてまで日本の古典芸能として一度は耳にしていただきたいものをご紹介します。なかなか今となっては、触れることのない分野ですが、選りすぐりの逸品ばかりです。
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大神神社神拝詞
1. 三輪明神大神神社神拝詞
2. 三諸の神奈備
奈良の三輪明神大神神社に行った友人からもらったお土産。「CDをかけているだけで、御払いができるよ!」という代物。それがこのCDです。中には二枚のシングルCDが入って、一枚は祝詞を収めたもの。もう一枚は、大神神社の杜の“気”を伝えようとした自然音をベースにしたイメージCD。

三輪明神大神神社は、奈良盆地の東南にある美しい円錐形山、三輪山を御神体とした古式ゆかしい神社です。古来より神の鎮まります御山として信仰されています。その山容が美しいこともありますが、やはり風水で言う“気”の良い“気”が感じられるとのことでやはり信仰心を集めてきたのでしょう。

神社に赴くことなく、CD再生で御払いができるとなれば、これはリーズナブルです(笑) リーズナブルに御払いができるお買い得品!思い込みなのでしょうか音を浴びているだけで何か気分が清められたような気持ちになります。祝詞のCDは効果抜群ですが !? イメージCDはBGMとしてリピート再生がお薦めです。
⇒ソフト情報・購入先(三輪明神大神神社)
⇒大和国一之宮三輪明神大神神社



日本の神楽
宮内庁式部職楽部 他
( King Records : KICC5750 )
神社に鳴り響く笛、太鼓。ドンドン、ヒャララ、ドンヒャララ。なんとも懐かしい祭囃子。思わず心打ち立ってくる響きです。思わずこの音が聞こえてくると、ついつい童心に戻って顔がほころんできます。

この神楽。宮中で行われる御神楽(みかぐら)と一般の神社で聞かれる里神楽の二つに分けられます。二つとも、古事記・日本書紀で天照大神(アマテラスオオミカミ)が岩戸に隠れてしまったとき、困り果てた神様たちが、岩戸の前でドンチャン騒ぎをしたならば天照大神(アマテラスオオミカミ)が何事かと顔を出すに違いない。そこでやったドンチャン騒ぎが神楽の起源なのだそうです。

比較的新しい祭囃子のCD等は案外手に入りやすいのですが、古式ゆかしい里神楽や御神楽はなかなか発売されていません。その貴重な音源となっているのがこちらのCD。派手さはありませんが、ジワジワと何かありがたい気持ちになるようなならないような (^^;)
⇒ソフト情報・購入先(HMV.co.jp)・試聴可



雅楽 : 日本の宮廷音楽
東京楽所
( Victor Entertainment : VICG60393 )
麗しく快い響きを空間に満たすこと。その空間に満ちた響きが、何らかの始まりと終わりを持って時間的繰り返しを持つこと。その繰り返しは、命あるものの生と死と比せられます。麗しく快い音楽を奏でることで人々の安寧を祝う。それが古来より音楽が神事と密接に関わってきた理由のようです。

雅楽の演奏で中心的役割を示すのは笙・龍笛・篳篥の三管。三管はそれぞれ天・地・人を表していると言われています。「天から差し込む光」を表す笙。「天と地の間を縦横無尽に駆け巡る龍」を表す龍笛。「地上にこだまする人々の声」を表す篳篥。

平安時代にその歴史を紐解くことのできる雅楽。現存する合奏音楽としては世界最古と言われ、宮中行司で演奏され長らく伝えられてきた物ですが、戦後では一般向けの演奏会も開かれるようになっています。なかなか馴染みが無い雅楽かもしれませんが、余計なことを考えずに頭を空っぽにして、自然の音に耳を傾けているかのような気持ちで聞くと案外すんなりと入ってきます。

この演奏は、デジタル録音最初期の1981年に録音されたものです。アナログ録音の手法が垣間見え逆にそれがこの録音の利点となっています。それと共に、平均率に犯されていない人達が演奏しているのが分かります。演奏・録音・入手のしやすさから鑑みて、一番のおすすめだと思います。日本人なら、お正月や結婚式など以外でも (^^;) 是非一度聞いて欲しいものです。
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甦る古代の響き 天平琵琶譜 「番假崇」
芝祐靖(監修・訳譜・四絃琵琶)・伶楽舎
( コジマ録音 : ALCD-2001 )
昭和初期に正倉院で見つかった世界最古(747年頃)の琵琶譜といわれる「天平琵琶譜」。その楽譜を復元して演奏しています。その復元された楽譜『番假崇』。ここでは、その『番假崇』を三つのパターンで演奏しています。

1曲目は琵琶による独奏。2曲目は現在の雅楽楽器による唐楽スタイルの合奏。3曲目は正倉院復元楽器による合奏。独奏の琵琶をはじめ、合奏でのひとつひとつの楽器の響きは非常に魅力的です。特に、正倉院復元楽器の音は派手さはないものの、渋く底光りする響きとともに実に魅力的です。

渋くも、おおらかなときが流れる緩やかな音楽。西方の地から流れてきた音楽が、どのようなものであったのか。遠きいにしえに思いを馳せてみるのも良いかもしれませんね。
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源博雅の龍笛 ー蘇る最古の笛譜ー
長谷川景光 ( 龍笛 ) ・ 田島和枝 ( 笙 )
( fontec : FOCD20026 )
映画化された『陰陽師』の中で、武芸に優れた笛の名手として活躍していた源博雅。実際に天皇の孫として楽聖と称された歴史上の人物です。その源博雅が残したとされる『新撰楽譜』を復元したのがこちらの演奏です。

源博雅が活躍した当時の宮中では雅楽は「聴くお経」として、こころを洗い、善の心へと導くものととらえられていたそうです。雅楽と平安時代の雅楽は大幅に変化して、現代へ伝わっているとされています。演奏の素晴らしさが、より引き立てているのかもしれませんが、現代の雅楽よりもより一層、精妙で自然そのものといった感があります。

天と地の間を泳ぐ、「龍の鳴き声」を表したとされる龍笛。鳳凰を模し、「天から差し込む光」を表しているとされる笙。 ここに聴く音楽は龍笛と笙だけのシンプルな音楽ですが、平安時代の緑豊かな自然の風景が見えてくるようです。こころ静かに静かに。聴いているうちに善人になってしまうというのも納得できますよ (^^)
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⇒長谷川景光之帖(公式サイト)



狂言でござる〜野村万作狂言集 一巻
演目 : 『三番叟』・『末広がり』・『茸』

演者 : 野村万作、野村萬斎、野村万之介 etc
(角川書店 : KABD-133)
お正月のめでたい雰囲気の中、テレビをつけると必ずやっている能・狂言。その狂言では『翁』が舞われています。能・狂言の源となっているのが猿楽・田楽です。その猿楽・田楽の姿を色濃く残しているとされているのが『翁』です。

「翁は能にして能にあらず」と言われ、能・狂言の中で最も神聖視されています。それというのも、その舞の主題となっているのが、天下泰平、五穀豊穣を祈る神事とされているからです。その舞台では、白い面の翁と黒い面の翁が舞を舞います。黒い面の翁の舞は「三番叟」(さんばそう)と呼ばれ、狂言師が舞台を足拍子高く鳴らして、大地を踏みしめて舞を舞います。

ここで紹介するDVDは、その「三番叟」(さんばそう)を現代随一の狂言師・野村万作が舞ったものです。野村万作とその息子の野村萬斎が出演して製作されたこのDVDは、全四巻のもので学術的にも非常に意義あるものです。高画質・マルチアングル・上演台本/現代語/英語の3字幕入りという仕様の実に素晴らしいものです。野村万作の舞は、実に優雅でありながら凛としたもので体全体から【福】が放射されているようです。
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能楽囃子 : 至高の四重奏
観世寿夫 ( シテ ) 他
( ビクターエンタテインメント : VICG60394 )
能楽はやはりその場で演じられる空間を共有しないことにはその魅力が伝わりにくい物だと思います。演じ手のその場の存在感を五感で感じ取りながら空間を共有する。それだけに音だけになった物ではなかなかその魅力が伝わらない物だといえるでしょう。

しかしここで紹介するタイトルは、その常識の枠組みをはるかに超えた傑作録音です。特に、一曲目の『道成寺』。その乱拍子の部分を録音した物は将に圧巻です。演じているのは、伝説的な能楽師である観世寿夫氏。その裂帛の気と品格の高さが尋常でない声。そこに、囃子方が張り詰めた緊張感と気迫溢れる演奏をしています。

一曲目以外も素晴らしい演奏なのですが、何よりも一曲目は凄まじい代物です。この録音は私のコレクションの中でも特に大切にしている一枚。聞くときには、こちらも気押されないように居住まいを正しくする必要がありますが、最高の能楽のCDとして心から推奨できます。是非一度耳にしていただきたい録音です。
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能楽囃子名曲集
藤田大五郎、一噌幸政(笛) / 幸宣佳(小鼓)
安福春雄、亀井俊雄(大鼓) / 金春惣右衛門(太鼓)他
( ビクター財団 : VZCG4 )
能が始まるときに舞台裏から聞こえてくる囃子方の演奏。その響きを聞いただけでその日の演目の出来栄えが分かるとまで言われます。このタイトルでは、その囃子方の響きから幽玄という言葉がそのまま立ち現われてくるかのような、優雅でありつつ物寂しく高雅な空気を感じさせる物となっています。

演奏している囃子方は全て当代随一の名手ばかり。中でも、笛の神様とも言われる人間国宝の藤田大五郎氏の演奏の優雅で美しいこと美しいこと。一曲目の音取(置鼓)での朝靄に煙る竹林に迷い込んだような気がしてきます。本当に藤田大五郎氏の演奏は音から薫風が漂ってきます。それ以外にも藤田大五郎氏の弟子である一噌幸政氏の演奏等。どれもが舞台の様子が眼前に広がってくるようでお勧めです。
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⇒試聴先(じゃぽ音っと)



観世流謡曲名曲集 (祝言小謡集)
観世寿夫 ( 独謡 )
( ビクター財団 : VZCG5 )
『高砂や。この浦舟に帆をあげて。この浦舟に帆をあげて。月もろともに出で汐の。波の淡路の島影や。遠く鳴尾の沖過ぎてはや住の江に着きにけりはや住の江に着きにけり。』

結婚式などのめでたい席で歌われる祝言。最近の結婚式ではなかなか耳にすることはなくなってきていますが、やはりひとつの慶事として祝言小謡が歌われると厳かでありながらありがたい気がしてきます。和歌の神である住吉明神の化身の老人夫婦が日本で和歌が栄えるのは、万物に歌心が宿っているからであり、特にめでたいのが相生の松であると伝えたという故事を題材にした能楽≪高砂≫。慶事にはめでたい歌を謡って祝うというのは世界中あるのでしょうが、日本でも再度見直されても良いことのような気もします。

ここで紹介するタイトルは、観世寿夫氏による物。格調高い歌声が実に素晴らしいです。
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