音・感・和 : 自然音再生の琥珀音響工芸舎
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琥珀音響工芸舎のおすすめソフト おすすめソフトを紹介するページです。皆さんに是非とも耳にしていただきたい音楽などを新旧取り揃えて紹介します。
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純邦楽や民謡、そしてまで日本の古典芸能として一度は耳にしていただきたいものをご紹介します。なかなか今となっては、触れることのない分野ですが、選りすぐりの逸品ばかりです。
邦楽・民謠 :  [ 1 ]  [ 2 ]  [ 3 ]  [ 4 ]
成田雲竹*高橋竹山による『民謡うたがたり・1』
成田雲竹 (唄・解説) ・ 高橋竹山 (尺八・津軽三味線)
( COLUMBIA : COCJ-30666 )
高橋竹山の尺八演奏から始まる民謡集。民謡を集めたばかりの曲集ではなく、ラジオで放送された「民謡教室」からひとつひとつの民謡の演奏と、その曲の背景を案内したもの。

ラジオ青森(現青森放送)が昭和29〜53年の間、放送されたこの番組は、当代の民謡歌手の第一人者であった成田雲竹と津軽三味線を世に知らしめた高橋竹山が共に演奏しています。
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成田雲竹*高橋竹山による『民謡うたがたり・2』
成田雲竹 (唄・解説) ・ 高橋竹山 (尺八・津軽三味線)
( COLUMBIA : COCJ-30667 )
この放送録音の何にも変えがたい魅力を放っているのは、成田雲竹の篤実な語り口。ひとつひとつの民謡を演奏する間に、その背景などを解説しています。

演奏もさることながら、ひたむきな誠実さが伝わってくる津軽訛りの語りは、それ自体で充分に音楽になっています。中でも「民謡は方言で歌わなければ流行歌。民謡の命は国々の言葉」との言葉は、今の日本人が忘れてしまった香しい匂いが何であったのかを考えさせるものがあります。
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成田雲竹*高橋竹山による『民謡うたがたり・3』
成田雲竹 (唄・解説) ・ 高橋竹山 (尺八・津軽三味線)
( COLUMBIA : COCJ-30668 )
後年、津軽三味線の魅力を民謡愛好家以外にも幅広く伝えることとなった高橋竹山。その竹山の一大転機となったのが、成田雲竹との出会い。雲竹の伴奏を続けていくことで、伴奏を務めていた竹山の名声も上がっていきました。

竹山の演奏の一番の特徴は、三味線が器楽ではなく、唄としての語り口を持ったところ。それも、当代随一の雲竹のもとで唄を毎日耳にし、染み付いたことがその背景なのでしょう。
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成田雲竹*高橋竹山による『民謡うたがたり・4』
成田雲竹 (唄・解説) ・ 高橋竹山 (尺八・津軽三味線)
( COLUMBIA : COCJ-30669 )
民謡が蔑まれ卑しめられた時代に、格調高い芸風でその発掘・普及に取り組んだ雲竹。何にも代えがたい業績は、高く評価され日本民謡協会から初代の名人位を授与されています。中でも、献身的に取り組んだ津軽民謡は、竹山を伴奏者として抜擢することで、幾多の津軽のうたが津軽民謡として形を整え全国に知られるようになっていきました。

その雲竹の歌の素晴らしさは、後年に伴奏者を務めた弟子、高橋竹山の言葉が魅力を伝えてくれています。

「おらの21、22のころの雲竹さんの唄というのはどんだもこんだも。声がいいのわるいのってああした声をきいたこともなければ、ああいう唄もきいたことがない。まことにいい唄だった。若かったときはなんぼでも調子はたつし声の幅はあるし、まずほんとにホロッとするような唄であった。声にくもりがなく、まずあれが、ほんとの声というもんだなあ」(高橋竹山『津軽三味線ひとり旅』中公文庫)
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成田雲竹*高橋竹山による『民謡うたがたり・5』
成田雲竹 (唄・解説) ・ 高橋竹山 (尺八・津軽三味線)
( COLUMBIA : COCJ-30670 )
成田雲竹のもとで伴奏者を務めることで、そのレパートリーを広げていった竹山。その伴奏を務めるために、唄をおぼえてから家の裏山に行き、節をつけていたそうです。その裏山の鳥の鳴き声、山のひびきを聞き、山の匂いを含みながら竹山の音楽は熟成されていったのでしょう。

それとこのシリーズのもうひとつの魅力は、竹山の三味線だけではなく、尺八を聞くことができることです。お世辞にも良い尺八だとは言えなかったようですが、名人になると関係がないようです。唄にピッタリと寄り添う味わい深い尺八は、一聴の価値ありです。
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海人 〜八重山情唄〜 : 安里 勇
安里 勇 (唄・三線)
( RESPECT RECORD : RES-49 )
沖縄民謡とひと括りで語られることが多いのですが沖縄本島の沖縄民謡とそれ以南の宮古・八重山民謡に大きく分けることができます。沖縄民謡のほうが華やかな感じがあるのに対して、宮古・八重山民謡はじっくりと素朴に聞かせる傾向が強いように感じます。

宮古・八重山諸島は、台風の被害や圧政を強いられることも多かった地域です。その厳しい日々の疲れを癒すために作られた歌は、日々の生活や伝承に基づいた歌が多く、地味でありながらヒタヒタと染み渡ってくる味わいがあります。

私はソフトを購入するときの購入基準のひとつを演奏家の【見た目】に置いています。演奏家の顔・立ち姿を見ることにしています。その姿から、なんとも言えない味わい深さを感じさせる人物は、実際の演奏でもその通りの演奏を聞かせてくれます。

世評の高い八重山民謡を聞いてもピンと来ていなかった私は、このCDの裏ジャケットに載っていた安里勇さんの立ち姿にただならない何かを感じました。私は、すぐに家に帰って聞いてみました。そこにあったのは、私がずっと捜し求めていた八重山民謡でした。

素朴な日常の繰り返し。自然に抱かれる日々。謙虚に恵みを受け入れていく、その姿勢からしか聞こえてこない音楽がそこにはありました。

発売当初は、全く知られていないひとりの海人(ウミンチュー)でありながら有志が集って作成されたのがこのCDでした。それと共にジャケットなどの写真を取っていたのは、なんと藤原新也さん。

このCDは、大きな話題となり、その後もCDが発売されています。私は、その演奏も素晴らしいと聞いています。この最初のタイトルよりもよりいっそう、演奏家として熟したものとなっています。しかし、最初のこのCDには、演奏家としての洗練とは違った、何か美しいものが宿っているような気がしています。

収録曲は、古くから唄い続けられるている八重山諸島の代表的民謡で、安里の唄と三線(サンシン)をベースに、八重山民謡の特徴である笛を加えるのみのシンプルさがその美しい何かを伝えてくれます。
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⇒島唄ライブハウス 安里屋



山内昌徳 独演会
山内昌徳 ( 唄・三絃 ) etc
( マルフクレコード : F25-1 )
沖縄民謡界の中で一番の美声を聞かせる唄者として知られる山内昌徳。1911年生まれで、1950年代の後半に大ヒットした「ナークニー」で特に知られています。百年に一人の美声とまで称される優雅でしなやかな歌声。すっきりとした気品のある歌声に、耳を傾けていると心が軽くなり、心地良い波風が吹いてくるようです。聞き手が音楽を受身で聞いていくというよりも、何時の間にか懐深くに招き入れられ、どんどん耳が澄み切っていくかのようです。

まとまった音源が出ていないのが残念なのですが、その代表作として推薦できるのがこちらのタイトル。ある意味、これだけ“引き”の音楽で聞かせる人は本当の意味での手練中の手練だと思います。彼の唄には、『衆人愛敬』との言葉がピッタリです。沖縄民謡を聞くときには、是非一度手にとっていただきたい一枚です。
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琉球民謡の神髄 照屋寛徳
照屋寛徳 ( 唄・三絃 ) etc
( マルフクレコード : ACD-34 )
なかなか情報も無く、試聴もできないジャンルのソフトを購入するとき、判断材料にしているのがジャケット。もちろん、ソフトとして発売されるまでには様々な案が出され、ジャケットは決定されているのでしょう。それだけに、ジャケット写真にはその演奏家がもっとその演奏家らしい表情をした写真が選ばれていると考えることが出来ます。その表情、特に立ち姿。余計なことを考えずに、ジャケットから伝えるものだけを頼りにするとまず間違いのない買い物が出来ます。

そのジャケット買いで購入したのがこちらのタイトル。派手さはありませんが、重鎮として知られる演奏家。ジャケットの写真で見るように、地味ではありますが、篤実なお人柄が偲ばれるようで、実にバランスの良い演奏となっています。噛めば噛むほど味わいが出て、安定感が抜群です。

沖縄民謡には他にも様々に素晴らしい唄者はいます。それでも、照屋寛徳のような安定感とバランスの良い唄者が重鎮として活躍していることで、彼らもまたより一層引き立っているのでしょう。通好みなのかもしれませんが、等身大の沖縄民謡、その最も良質なものとして推薦できるものです。
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宮古民謡特集 国吉源次
国吉源次 ( 唄・三絃 ) etc
( マルフクレコード : F25-3 )
宮古島民謡は沖縄本島、八重山との間に挟まれそれほど知られていませんが、数多くの名曲が残っている島です。その宮古島民謡の第一人者が1930年生まれの国吉源次です。小さいときから唄が大好きで、のど自慢大会荒らしとして知られていました。昭和42年のNHK「全国のど自慢大会」に沖縄代表として出場してからは一気にその実力が評判になりました。

70歳を超えてからビクターから発売されたタイトルでの枯れた味わいも素晴らしいものがあります。ここで紹介するのは、声の伸びやかな艶が乗った頃のもの。しなやかに歌い継がれていく声の色合いは素晴らしいの一言です!

国吉源次はライブで、離島の伊良部の女性と宮古本島の男の人の恋を唄った名曲「伊良部トーガニー」を歌うとき、思いあまって何度詰まってしまうことがあったとの逸話でも知られています。その逸話もさもありない。写真に見る彼の姿を見ると純粋且つ、誠実極まりない表情。それでいて、飄々として親しみやすさが滲み出ています。その体全体から滲み出てくる温かさが音楽と共に伝わってきます。
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⇒試聴先(オキナワカルチャーアーカイブ)
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