音・感・和 : 自然音再生の琥珀音響工芸舎
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琥珀音響工芸舎のおすすめソフト おすすめソフトを紹介するページです。皆さんに是非とも耳にしていただきたい音楽などを新旧取り揃えて紹介します。
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世界各国の古典音楽には、ポピュラー音楽からは感じ取ることのできない格調の高さと、優雅な音楽が数多くあります。中でも思わず心を落ちつけて聞き入ってしまう音楽をご紹介します。
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A Century of Avaz: An Anthology
32 Master Singers ( Vocal )
( Mahoor Institute : Number:135 )
1905年から1926年までの伝説的なペルシア古典音楽の名声楽家の貴重な音源を網羅した3枚セットです。民族音楽の中でも特筆すべき魅力を放っているペルシア音楽。その輝きに満ちたその音楽は素晴らしいの一言です。

青い空へ高く高く飛んでいくかのように美しく囀るタハリーフ。ペルシア古典音楽の最も特徴的なものですが、このタイトルでの名演奏家はどれも人間業とは思えないほどの歌を奏でています。音楽から思わず目に浮かぶのはイスファハンの美しい青のタイルとモザイクで彩られたイマーム・モスク。細かく目の詰んだペルシア絨毯。その脈々と伝えられるペルシア文化の伝統の粋とも言える至宝。洗練の限りを尽くした天上の音楽とはこれだと思わせます。録音はさすがに良くありませんが絶対のお勧めです。
⇒ソフト情報・購入先(世界の民族音楽の店 ZeAmi)
⇒試聴先(Mahoor Institute)



Songs of Taherzadeh
Seyyed Hossein Taherzadeh (Vocal)
Darvish Khan (Tar), Bagher Khan (kamancheh)
Akbar Khan (Flute)
( Mahoor Institute : Number:44 )
1882年にイスファファン生まれたセイエド・ホセイン・ターヘルザーデ。1899年にテヘランに移り住み幅広く知られる存在となります。大富豪の息子ジャハギール・ミルツァと知り合い、1900年代当時から何回も録音する機会を持つこととなります。その録音を聞き直して自らの短所を直していったという当時としては最先端のテクノロジーに触れていた演奏家でした。やがて1910年にロンドンに招聘され正規の録音が残され今に伝えられています。1955年に死去するまでペルシア音楽の声楽家として代表的な演奏家でした。

その最初期から珍しく録音に恵まれていた彼ですが、その洗練された音楽の特徴は歌詞を伴わずに高く歌い上げるタハリール。軽々と歌い上げるというよりも強いバネを持った歌い回しが聴いているうちに心を捉えて離さなくなります。音楽に熱さがある素晴らしい演奏家です。
⇒ソフト情報・購入先(世界の民族音楽の店 ZeAmi)
⇒試聴先(Mahoor Institute)



Songs of Eqbal Azar (1)
Eqbal Azar (Vocals), Ali Akbar Shahnazi (Tar)
Abdolhossein Shahnazi (Tar)
( Mahoor Institute : Number:45 )
1866年にイラン北西部のアルヴァンドで生まれたアボルハッサン・エグヴァール・アザール。高名な教師としても名を残しますが、何よりも圧倒的な声量と声域の広さ、声のヴァリエーションは他の追随を許さず当時最も尊敬された声楽家でした。なんと1966年までの長命でペルシア音楽の中心となっていた人物です。

彼の父親は教師でしたが教師としてではなく放牧で生業を立てていたとされています。早くにして父親は亡くなりますが、幼少の頃から放牧の地で囀る鳥たちの歌を真似ることで歌い始めたと伝えられています。歌い始めたその始まりからなのでしょうか。彼の歌は実になだらかで自然な呼吸があります。まるで大地のゆりかごに包まれているかのような感じがしてきます。懐深く奏でられていく音楽は世界の音楽の中でも指折りの存在だと言ってよいでしょう。
⇒ソフト情報・購入先(世界の民族音楽の店 ZeAmi)
⇒試聴先(Mahoor Institute)



Vocal Radif of Persian Classical Music
: Mahmud Karimi
マームード・キャリーミー ( Vocal )
( Mahoor Institute : Number:125〜129 )
マームード・キャリーミーによる全て無伴奏の歌唱集です。1984年まで存命の比較的最近まで活躍していた演奏家。教育者として名高く近年活躍している多くの演奏家の師としても知られています。

その音楽は篤実とでも言えるもの。派手さはありませんがヒタヒタと音楽が充溢していく感じです。特に、このタイトルでは無伴奏だけにちょっと地味に聞こえるか見知れません。しかしそれが逆に、落ち着いた歌いまわしを一層生かすこととなっており、たっぷりとした情感が乗っています。ペルシア音楽の神髄を聞く珠玉のセットと言ってよいでしょう。
⇒ソフト情報・購入先(世界の民族音楽の店 ZeAmi)
⇒試聴先(Mahoor Institute)



イランの伝統音楽の巨匠 Vol.3
シャーラム・ナゼリ (ヴォーカル)
ダリウーシュ・タライ (セタール) etc
( OCORA : C560026 )
知り合いにペルシア音楽の手始めとして進められたのがこのCD。それ以降さまざまなペルシア音楽を聞くことになりましたが、入手しやすいことと録音状態などすべて鑑みてやはりこのCDはペルシア音楽の名盤・定番であることに間違いはありませんでした。

私たち日本人にはピンとこないのですが西アジアの地域の中でも、古代ペルシアのあった地域であり、優れた詩文学を数多く残しているイラン。彼らにとって自分たちが古代ペルシアの末裔であるという誇りはとても強いものがあるそうです。実際その詩文化が豊穣であるのは彼らの音楽を聞くとすぐに感じとれます。ペルシア音楽の言葉の響きはとても繊細で微妙に響きが絡み合い、心地よいのです。コーランなどのアラビア語も耳に心地よい響きではありますが、どちらかというと男性的な感じです。対してペルシア語の音楽での言葉の響きは耳に優しく、女性的な優美さを感じさせるものです。

このCDでも繊細な撥弦楽器のセタールと音楽を軽快に盛り立てる太鼓のトゥンバック。そして言葉ひとつひとつの響きが実に味わい深いヴォーカル。その三つが実にバランス良くまとまったタイトルです。
⇒ソフト情報・購入先(zeami)
⇒試聴先(mp3.com)



Mythical Chant : Shahram Nazeri
シャーラム・ナゼリ ( Vocal )
( BUDA : 822272 )
1950年生まれのナゼリ。押しも押されぬペルシア古典音楽の第一人者として知られる声楽家です。非常に通りの良い、優しい響きを持った声が魅力です。

このタイトルは中東の悲恋物語の古典として知られるニザーミの悲恋物語「ライラとマジュヌーン」を題材とした音楽となっています。切なくも繊細。内面に秘めたパッション。特に伴奏を務める若手演奏家の若々しく勢いのある演奏が、程よいスパイスになっています。激しくも静謐。音楽の両面を見事に奏した素晴らしいタイトルです。
⇒ソフト情報・購入先(世界の民族音楽の店 ZeAmi)
⇒試聴先(Stern's Music On-line)



Persian Classical Music - Parisa
Parisa ( Vocal ) etc
( Playa Sound : PS65155 )
ペルシア語で「妖精のような」を意味する名の“Parisa”。その言葉どおり、微細でありながらしなやかで美しい歌声を聞かせてくれているのが、パリサーです。パリサーと言えば、1978年に東京国立劇場で行ったライブが伝説的な演奏として名高かいです。若いときの輝きに満ちた歌声は、レコードでも発売され絶賛浴びましたが、翌年の1979年、イランでは革命が起こり、イラン国内では原則音楽が禁止となってしまったため、パリサーの活躍の便りも全く届かなくなっていました。

革命後のイラン国内で、演奏することができなくなった音楽家達はパリやアメリカに活躍の場を移し、活動を続けていたようです。パリサーもまた同様だったと思われますが、長い沈黙の後に1995年に録音されたのが、このCD。若き日の輝かしい歌声は後退しましたが、より一層しっとりとした艶やかさが出ています。最近でも新しいCDが出ていてそれもお勧めです。ペルシア音楽の女性ヴォーカルとしては是非とも一度聞いてもらいたい演奏家です。
⇒ソフト情報・購入先(ZeAmi)
⇒試聴先(Amazon.com)



SHOORIDEH : Parissa & Ensemble Dastan
ファーテメ・パリサー ( Vocal )
( World Network : 24253 )
伝説の78年東京ライヴの歌い手として知られるパリサー。師匠のマームード・キャリーミーから「あらゆる旋法を歌いこなしイラン音楽の演奏者に求められるものを全て持っている。私の最高の教え子である。」と絶賛された声楽家です。「ペルシア音楽の宝石」と賞賛されながら女性であるが故にイランでは活動が禁じられていましたが、95年のヨー ロッパ・ツアーをきっかけに、CDも何点か発表されてきました。

ここでのタイトルは高域の陰りを含みつつも、しなやかさで芯の強さを持った歌い口が素晴らしい演奏となっています。二枚組みの一枚目はイスファハーン旋法。二枚目はアブアター旋法と呼ばれるもの。高域で微細に震えるタハリールの美しさは将に魔法の歌声とでも言えるものです。微細に目の詰まった、情感の細やかさが素晴らしいの一言です。ペルシア古典音楽にご興味がない方にも是非ともお勧めしたいタイトルです。
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⇒試聴先(Amazon.com)
⇒試聴先(parissa.org) : 公式サイト



Iran - Hassan Kassai : Le Ney
Hassan Kassai ( Ney )
Djahangir Behesti ( Tombak )
( Playa Sound : PS65051 )
葦から作られる縦笛のネイ。シンプルな作りだけに、音を出すだけで大変な代物とのこと。逆にそれだけ扱いづらい楽器であるからこそ、微細な表情付けが可能になるのもひとつの事実。その微細な音の表情が、ペルシア音楽の一番の妙味でもあります。

太い音では尺八を思わせる部分もあるネイ。かなり細長い笛だけに、時折混じる可愛らしい音がまるで鳥の囀りを思わせます。演奏しているハッサン・カッサイは、1928年イスファファン生まれ。後進に大きな影響を与えた名匠です。その味わい深く、渋い笛の音に絡む太鼓、トンバックの軽快な響きが心地良いときを刻んでいきます。

夜の帳の中で静かに聞いていると、まるで遠くペルシアの星空に誘われるような気持ちになってくる素晴らしい演奏です。
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見つめられた美女 アンダルシアのリュート音楽
ラルビ・アクリム (アラブ・リュート)
エル・アラビ・セルギニ (ヴォーカル)
( PNEUMA : PN-260 )
9世紀から15世紀までイスラームの支配下にあったスペインのアンダルシア地方。当時はヨーロッパよりもイスラーム文化の方がより発展していたため、さまざまな影響をヨーロッパ、特にスペインには残したとされています。その影響の名残としてアルハンブラ宮殿などは世界遺産にも指定され非常に有名です。音楽でもそれは同様で、スペインの古楽にはイスラームの色彩が色濃く残っているとされています。

ここで紹介するのは、イスラームがまだイベリア半島に残り、アンダルシア宮廷で奏でられていたとされるウード音楽です。アラブ音楽では、ふっくらとした胴を持った撥弦楽器の事をウードと呼んでいます。ヨーロッパのリュートに似ていますが、リュートより渋く、太い音が特徴です。中世スペインではビウエラという楽器として数多くの音楽が作られていました。

演奏しているのは、イベリア半島の向かいの北アフリカ、モロッコのアンダルシア楽団の主席ウード奏者で、同地の音楽院の教授。テクニックの輝かしさ、音色の深みも素晴らしいものです。ヨーロッパとイスラームの交易地として発展していたスペインのアンダルシア地方。そのまぶしい日差しと潮の香りがどこから漂ってくるようです。録音も秀逸です。
⇒ソフト情報・購入先(zeami)
⇒試聴先(mp3.com)
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